近代デザイン論 | 黒田 智子 |
授業目標 | 現代のデザイン界の状況を整理し、今後の展開を考察するための基本的な前提として、19世紀後半から、1950年代までの近代デザインの流れを理解する。 |
科目内容 | 現代のインテリア、建築デザインに重大な影響を与え続けることになった作家の作品について解説する。当時の社会、文化的背景と作家の人生について概観したうえで、形態デザイン・空間デザインの特徴と、それらのもととなったデザイン原理・手法の関係を考察する。 |
授業計画 |
1 イントロダクション(1回) (1) 近代デザイン論を学ぶ目的 (2) 様式の終焉と近代デザインの課題 2 アール・ヌーボー(3回) (1) アーツ・アンド・クラフト運動とウィリアム・モリス (2) チャールズ・レニー・マッキントッシュとグラスゴー派 (3) ゼツェッションとウィーン工房 3 キュビズムと構成主義(3回) (1) イタリア未来派 (2) ロシア構成派 (3) デ・スティール派 4 表現主義 (1) ドイツ表現主義とルドルフ・シュタイナー (2) オランダ アムステルダム派 5 バウハウス(1回) 6 モダンデザインの巨匠(3回) (1) ミース・ファン・デル・ローエ (2) ル・コルビジェ (3) フランク・ロイド・ライト |
評価方法 | 試験期間中に筆記試験(100点満点)を実施する。 |
教 科 書 | 阿部公成(監修)『世界デザイン史』美術出版社 配布資料 |
参 考 書 | ヴィットリオ マニャーゴ ランプニャーニ『現代建築の潮流』鹿島出版会 |
留意事項 |
全回講義形式で行うが、自分で想像し考えてみるという姿勢を心掛けて持続すること。 |