家庭科指導法T 飛鳥 光恵
授業目標  中学校技術・家庭科の教員として必要な資質を身につけ、家庭科教育を通して、21世紀にたくましく生きていける生徒の育成を、意欲と情熱を持って指導することができる人材を育てる。
科目内容  自ら学び考える力などの『生きる力』の育成を基本として、中学校技術・家庭科教育の意義や目標、指導内容、指導方法、学習指導計画などを体系的にとらえ、とくに家庭分野の内容に重点を置いた講座とする。
授業計画 1   教職志望の意識調査を行い、中学校技術・家庭の家庭科教員の現状と実態について学習する。
2   技術・家庭科教育と家庭分野の目標
    技術・家庭科教育の授業を通して、生徒に身につけさせる力とは何かを考える。
3〜6 技術・家庭科の指導内容
    家庭分野の指導すべき内容について学習する。
   (1) 生活の自立と衣食住
    ア 中学生の栄養と食事について
    イ 食品の選択と日常食の調理の基礎について
    ウ 衣服の選択と手入れについて
    エ 室内環境の整備と住まい方について
   (2) 家族と家庭生活
    ア 自分の成長と家族や家庭生活とのかかわりについて考えさせる。
    イ 幼児の発達と家族について
    ウ 家庭と家族関係について
    エ 家族生活と消費について
7   技術・家庭科の特質と指導方法
    実験・実習を中心とした指導方法について学習する。
8〜12 指導計画の作成
   (1) 年間指導計画の作成
     3学年を見通した指導計画の作成を教育現場の豊富な資料を基にして学習する。
   (2) 題材の指導計画の作成
   (3) 学習指導案の作成
    ア 標準的形式、特徴のある形式などを取りあげ、作成上の留意点などを学習する。
    イ 演習
      家庭分野の中から各自任意の題材を選び学習指導案を作成し、9月に提出する。
評価方法 期末試験と実技試験(80点) 出席状況などの平常点(20点)
教 科 書 『中学校技術・家庭 「家庭分野」』開隆堂出版、『中学校学習指導要領解説 技術・家庭編』

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