服飾史T 濱田 雅子
授業目標  古代エジプトにはじまり、西アジア、ギリシャ、ローマから、中世のビザンチン、ロマネスク、ゴシック、さらに近世ルネサンス、バロック、ロココ、近代のフランス革命、総裁政府時代、19世紀を経て、現代に至る西洋服飾変遷の過程を歴史的背景、変遷の要因などに注目して学ぶ。
科目内容  西洋において、古代から現代に至るまでに服飾の様式がいかに変遷してきたか、また、服飾の様式の変遷を決定づける諸要因は何であったかを、気候、風土、材料、生活目的、民族性、時代性、宗教、思想といったさまざまな観点から講義する。日本の服飾文化に対して、西洋の服飾文化が及ぼした影響についても解説する。マルチメディア教室でパソコン・ソフトやビデオ教材も利用し、ビジュアルに衣服の実物への理解を深め、服飾デザインや衣服製作のための広い視野を養う。
授業計画 1(1) 衣服のはじめ・衣服の基本形態
 (2) エジプト人の服飾
2(1) 西アジア人の服飾                  }古代
 (2) クレタ人の服飾
3(1) ギリシア人の服飾
 (2) ローマ人の服飾
4(1) ビザンティン帝国の歴史的背景とその服飾
 (2) 中世西ヨーロッパの歴史的背景とその服飾
5(1) ロマネスク時代の筒型衣服              }中世
 (2) ゴシック時代の筒型衣服
6(1) 男子二部式衣服の成立
 (2) 15世紀の服飾
7(1) 16世紀の服飾
 (2) 17世紀の服飾                    }近世
8(1) 18世紀の服飾
 (2) 総裁政府時代の服飾
9(1) いわゆるエンパイヤ・スタイル(1799〜1817年)
 (2) 王政復古調衣裳とロマンティック衣裳(1818〜1830年) }近代
10(1) ルイ・フィリップ時代の服飾(1830〜1848年)
 (2) クリノリン衣裳と初期バッスル衣裳(1848〜1870年)
11(1) バッスル衣裳と腰枠の消滅
 (2) 初期現代衣裳
12(1) 第一次世界大戦と現代婦人服の成立          }現代
 (2) 現代の服飾
評価方法 小テスト(30点)と定期試験(70点満点)で評価する。
教 科 書 丹野郁編『西洋服飾史』東京堂出版
参 考 書 濱田雅子『アメリカ植民地時代の服飾』せせらぎ出版

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