シラバス参照

年度 2005
科目名 文法・文体論
担当者名 米田 達郎

科目目標
The Objectives
 日本語学概論における学習内容を踏まえて、文法・文体に関わる分野の知識と研究方法の理解を
深め、日本語運用の仕組みを解明する。
授業内容
The Content of the Course
 本講義では日本語における人称詞の歴史的変遷を概観する。日本語の人称詞は欧米諸語の人称詞
と比較して、多種多様であり、また場面などによって使い分けられることが多い。場面による使い
分けという観点からすると、日本語の人称詞はそれが使用される作品もしくは登場人物によっても
異なってくることが多い。以上のことを念頭に置きながら、歴史的な観点からいくつかの人称詞を
取り上げて、その歴史的な変遷を見ていくことにする。
授業計画
Class Plan
1 導入(ガイダンス)
2(1) 現代日本語における一人称詞
    (我々が普段使う人称詞と取り上げ、それらの用法を整理する)
 (2) 現代日本語における二人称詞
    (我々が普段使う人称詞と取り上げ、それらの用法を整理する)
3(1) オレの変遷-上代・中古-
    (この時代のオレの使用者・用法を見る)
 (2) オレの変遷-中世・江戸-
    (3(1)とのつながりをおさえながら使用者、用法をおさえる)
 (3) オレの変遷-現代-
    (現在におけるオレの用法を歴史的な用法と照らし合わせる)
4(1) ワラハの変遷-上代~江戸-
    (ワラハの語源と用法)
 (2) ワラハの変遷-現代-
    (現在、ワラハがどのように使用されているかを見る)
5(1) オマエの変遷-上代・中古-
    (人称詞としてのオマエの語源)
 (2) オマエの変遷-中世・江戸-
    (人称詞としてのオマエの使用と使用者)
 (3) オマエの変遷-現代-
    (現代におけるオマエの用法の整理)
6 まとめ
評価方法
Evaluation Method
・レポート(80点)
・平常点(20点)

教科書
Textbook

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information

シラバス参照