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年度 | 2005 |
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科目名 | アルゴリズム論 |
担当者名 | 白尾 嘉章 |
科目目標 The Objectives |
問題解決方法を学ぶことが、情報化社会において、いかに大事であるかを認識させ、問題解決方法を基礎から認識し直てもらうことを目標としている。講義に演習を付けて授業を行う。 |
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授業内容 The Content of the Course |
問題が与えられたときに、その解を求める手順を書き表したもののことをアルゴリズムという。アルゴリズムを表現するには、文章、流れ図、プログラミング言語などがある。これらの記述法を用い、1)停止性(有限性)、2)厳密性 3)効率
に注意して、種々の問題を解決するアルゴリズムを作成する一般論について学習する。 |
授業計画 Class Plan |
1. 流れ図
アルゴリズムを記述する一方法である流れ図について述べる。 2. アルゴリズムとその表現法 文章、流れ図、プログラミング言語(Java言語)を用い、最大値・最大公約数・最小公倍数・個数・既約分数・平均値などを求めるアルゴリズムを表現し、アルゴリズムの記述に適した表現法について考察する。 3. 整列アルゴリズム 整列は、データをあるキーについて、昇順もしくは降順に並び替えることである。 この整列のアルゴリズムのうち、 1)単純選択法 2)バブルソート(交換整列法) 3)クイックソート(分割交換法) について、アルゴリズムとその計算量について述べる。 4. 探索アルゴリズム 探索はデータ集合の中から求めるデータを探す操作である。データの種類や、データ集合の整理の仕方によって探索のアルゴリズムは異なる。 1)逐次探索法 2)2分探索法 3)ハッシュ法 などを述べ、考察する。 5. 能率のよいアルゴリズムの一般論 目的を手数少なく達成するための一般的な方法がある。 アルゴリズムと計算量について考察し、時間計算量と領域計算量をビッグオー記法について学ぶ。 |
評価方法 Evaluation Method |
・本講義では、期末試験(70点)とテーマごとの演習課題と小テスト(20点)を行い、その結果と定期試験の成績および平常の出席(10点)を加味して評価する。 |
教科書 Textbook |
配布プリントを使用 |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
この科目についての質問・意見などはsirao@mwu.mukogawa-u.ac.jpまで。 |
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