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年度 2005
科目名 基礎薬学実習Ⅲ
担当者名 十一 元晴・來海 徹太郎

科目目標
The Objectives
化学実験の基本操作の習得
授業内容
The Content of the Course
 本科目では、有機化学実験において通常行われる、Ⅰ)目的物質を得るための有機化学反応、
Ⅱ)目的物質を分離・精製するための操作、Ⅲ)精製物質の化学構造の推定・同定などの一連の操
作を体験し、有機化学反応の基本操作を学ぶ。実施する実験項目には、日本薬局方に収載されてい
る各種測定法および試験法も含まれており、薬局方との関連についても解説する。
授業計画
Class Plan
ガラス細工
実験1 有機化合物の反応と確認1
 サリチル酸メチルの加水分解、サリチル酸の精製
 アセチルサリチル酸の合成、精製
実験2 植物色素の分離
 アルミナカラムクロマトによる植物色素の分離(カロチノイド、葉緑素)
実験3 カルボニル化合物の反応
 アルドール縮合によるジベンザルアセトンの合成
実験4 有機化合物の反応と確認2
 コレステロールのアセチル化
 生成物の確認
実験5
 ベンジルの還元
 マレイン酸レボメプロマジンの確認試験
 官能基試験1
 官能基試験2
評価方法
Evaluation Method
・レポート(20点)
・平常点(30点)
・期末に実施する筆記試験(50点)で評価する。

教科書
Textbook
基礎薬学実習Ⅲ/薬化学Ⅱ研究室編/薬化学Ⅱ研究室
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books
基礎有機化学実験 その操作と心得/畑一夫、渡辺健一共著/丸善
留意事項
Special Class Information
本実習期間中に参考書を通読し基本操作のみでなく、試薬の常識、文献の活用法、記録と報告の書
き方についても習得することを望む。

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