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年度 2005
科目名 テレビの時代-報道の視点から
担当者名 大西 信義

科目目標
The Objectives
 テレビは娯楽中心のメディアとして誕生し、以来50年、高度成長期とともに成長し、巨大な情報
機能を持つ中心的なメディアの位置を占めてきた。電波媒体としてのテレビの特性をふまえなが
ら、その情報機能をテレビジャーナリズムのうえにどう生かすべきなのかを考えていきたい。
授業内容
The Content of the Course
 テレビというメディアを人類のコミュニケーション史の中で捉え、マスコミとしてのテレビの位
置づけを考える。近代的な意味でのジャーナリズムの誕生は19世紀の新聞にあるが、映像メディア
として20世紀の情報媒体の主役となるテレビが、どのようにしてテレビジャーナリズムを形成して
いったか、また、そのメディア特性ゆえの課題は何かを考察する。
授業計画
Class Plan
A テレビというメディア
1 テレビメディアについて
 テレビの登場と放送50年の軌跡をスケッチ
2 メディア史の中のテレビ
 テレビという媒体は、コミュニケーション史のなかでどんな位置にあるか
3 放送
 電波メディア(ラジオ、テレビ)について
B ジャーナリズムとしてのテレビ
1 わが国の放送政策
 放送局はどのような理念で作られているか
2 テレビ報道の現場
 近代ジャーナリズムの成立。テレビは果たしてジャーナリズムなのか。
3 テレビの特性
 日常性のメディアということ。ニュース表現の革命
C テレビメディアの成熟と低俗化
1 1億總白痴化といわれたテレビ
2 ニュースショーとワイドショーの関係
D テレビと政治
1 報道の自由と国家権力
2 テレビ報道と政治、その微妙な関係
3 国境を越えるテレビ、世界の枠組みを変える
4 事実と真実。テレビの表現をめぐって
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に筆記試験を実施(100点)

教科書
Textbook

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information

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