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年度 | 2006 |
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科目名 | 住宅CAD実習 |
担当者名 | 西田 徹・小高 直樹 |
科目目標 The Objectives |
設計製図の基本は,鉛筆と定規を使って紙の上に美しく,力強い線を描くことである。コンピュータを使って設計をすることが主流の現在でもこのことを忘れてはいけない。CADに使われるのではなく,CADを自分の利用目的にあわせてうまく使いこなせる様になることが目標である。 |
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授業内容 The Content of the Course |
CADソフトというと専門的で難しい印象がある。実際に動かしてみると思ったほどは難しくない。しかし,慣れるまでにはそれなりの練習時間が必要である。授業に出席するだけではなく,予習と復習を十分に行っていただきたい。実習ではVectorWorksというCADのソフトを利用する。このソフトの機能をできるだけ生かし,2次元と3次元の作図機能からレンダリングまでを学ぶ計画である。 |
授業計画 Class Plan |
2次元CADソフトの基本は,CG基礎実習で学んだイラストレーターなどのドロー系ソフトと同じである。異なる点は,正確な数値を入力して線や図形を描いていくことであり,つまり,早く正確に図面が描けるようにプログラムされていることである。まずは,2次元の図面の描き方から学ぶことで,手書きの図面とCAD図面の違いを学びたい。CADの図面は基本的に誰が描いても同じになるはずであるが,個性的で美しい図面を描くには実はセンスと試行錯誤を必要とする。
1 イントロダクション システム環境設定,VectorWorksの基本操作,図形描写の基本,図形の選択方法など 2 2D機能の基本(1) 展開図を描く 製図用紙の作成、図面枠の作成、レイヤ作成、基準線の作成、補助線の作成、寸法の入力 3 2D機能の基本(2) 2Dシンボルの作り方 建具のシンボルを作成 4 2D機能の基本(3) 壁ツールを使って2D平面図を描く 製図用紙の作成、図面枠の作成、レイヤ作成、基準線の作成、補助線の作成、寸法の入力 壁の入力、間仕切り壁の入力、建具のシンボルの配置 5 2D機能の基本(4) 壁ツールを使って2D平面図を描く 造作家具の入力、設備シンボルの配置、家具の配置、室名と建具記号の入力 6 2D機能の基本(5) 壁ツールを使わないで2D平面図を描く 7 2D機能の基本(6) 壁ツールを使わないで2D平面図を描く 8 3D室内パースの基本(1) 3D家具を作り方 9 3D室内パースの基本(2) 本格的な家具のデザイン 10 3D室内パースの基本(3) 3Dシーンを演出 11 3D室内パースの基本(4) ハイブリッド建具の作成 12 3D室内パースの基本(5) ハイブリッド平面図の作成 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(20点) ・平常点と課題提出点(80点)とで総合的に評価を行う。 |
教科書 Textbook |
Vector Worksではじめるインテリアデザイン 2nd Edition/河村容治/毎日コミュニケーションズ |
教科書コメント |
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指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
生活デザインコースと建築デザインコースでは若干学ぶ内容が異なる。また,生活デザインコースでは,上記9〜12の項目は習熟状況により変更の可能性がある。 |
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