薬学を学び将来薬のサイエンティストとして活躍するための基礎的素養として必要な物理学を習得する．

物理学における単位，物体の運動，エネルギー，波動，電磁現象，レーザ−等の基礎知識を講義する．必要な数学（微分積分等）についても適宜説明しながら講義を進める．

１　基礎概念： 有効数字，物理の基本単位，スカラー量とベクトル量
２　運動の法則： 運動を表す量，運動の法則，直線運動，円運動，単振動，運動量と角運動量，
　　質点系の運動，剛体の運動，慣性モーメント
３　エネルギー： 仕事，力学的エネルギー，熱エネルギー，化学エネルギー
４　波動： 波の性質，波の反射，屈折，干渉，回折，音波，電磁波と光
５　レーザー： レーザーの原理，レーザー光の性質，レーザーの種類
６　電荷と電流： 電荷，電場，電圧，電力，オームの法則，抵抗とコンデンサーを含む回路
７　電場と磁場： 電流と磁場，電場と磁場の中での荷電粒子の運動

・試験期間中に筆記試験を実施(60点)
・レポート(20点)
・平常点(20点)

薬学系のための 基礎物理学/大林康二・天野卓治・廣岡秀明・崔 東学/共立出版株式会社

薬学生のための 物理学/井上忠也・瀧澤　誠・中川弘一・中野善明・林　一・坂恒夫・和田義親/朝倉書店