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年度 2006
科目名 日本文学史演習
担当者名 西島 孜哉

科目目標
The Objectives
 日本文学の書物文化としてのあり方を、メディアあるいは文化的環境との相関の中で追究し、日本文学の特質を史的に理解することを目標とする。
授業内容
The Content of the Course
 日本文学の生成にかかわる資料、作者を取り巻く環境などを具体的に調査・整理するとともに、そのことが作者およbっび作品の解釈にどのようにかかわるかを考える。
授業計画
Class Plan
次の項目について、各自で課題を設定し、調査・分析・考察する。
1 古代の文学とその文学環境(文字の獲得)
  口誦から記載への変化にともなう文学史としての問題点について
  (1)『古事記』 (2)『風土記』 (3)『その他
2 中古の文学と文学サロン(書写と流布)
書写文学における文学的特質、作者意識の問題について
  (1)『伊勢物語』 (2)『源氏物語』 (3)その他
3 中世の文学と伝承(伝本と異本)
  異本の形成と文学伝承の問題について
  (1)『平家物語』 (2)『新古今和歌集』 (3)「狂言」 (4)その他
4 近世の文学と出版(作者意識の成立)
  出版メディアと文学創作について
  (1)好色一代男』 (2)『おくの細道』 (3)『曽根崎心中』 (4)その他
5 近代の文学とジャーナリズム(活字の出現)
  雑誌・新聞の出現と文学創作について
  (1)『浮雲』 (2)『舞姫』 (3)『吾輩は猫である』 (4)その他
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点)

教科書
Textbook

教科書コメント

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information


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