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年度 2006
科目名 女性と教育
担当者名 西尾 亜希子

科目目標
The Objectives
 教育における自らの経験や現状をジェンダーの視点から分析・考察することによって、ジェンダーにとらわれないしつけや教育の可能性について考える。
授業内容
The Content of the Course
 家庭教育、学校教育、高等教育に見られる様々なジェンダーバイアスについて情報を得た上で、自らの経験や現状を振り返ることによって、教育の現状に「気づく」。そうした「気づき」をもとに、将来起こり得る様々な出来事(就職、進学、結婚、出産、育児等)について主体的に考え、行動できる力を養う。
授業計画
Class Plan
1.「囚われ」からの解放:自らの「当たり前」、「当然」、「自然」を見つめる
2.女であること:セックス、ジェンダーとは
3.家庭教育
(1)名前とジェンダー
(2)しつけ、稽古事、子どもに対する教育期待
(3)おもちゃと絵本の世界
(4)性同一性の形成
(5)幼児期のジェンダー理解
4.学校教育
(1)学校教育とは
(2)学校教育は平等か:潜む権力関係
(3)「隠れたカリキュラム」
(4)学校教育における「排除」、「分離」、「差異化」
(5)進路選択に見られる性差
5.高等教育
(1)高等教育とは
(2)自らの進学動機を振り返る
(3)親の期待と高等教育進学率の関係
(4)専攻分野における偏り
6.女性短大・大学
(1)女性大学創設の歴史
(2)女性大学が直面してきた諸問題
(3)女性大学の現況:少子化問題、全入時代の到来、高等教育の「ユニバーサル」段階突入等
(4)女性大学の動向:女性大学として存続する大学、共学化する大学
(5)女性大学の存続意義をめぐる議論:女性大学で学ぶメリットは何か
(6)日本、アメリカ、韓国の女性大学の取り組み
7.教育と労働
(1)職業、所得、学歴、ジェンダーの関係
(2)高学歴女性のライフコース
評価方法
Evaluation Method
・レポート(60点)
・平常点(40点)
・レポート2回、各30点

教科書
Textbook
適宜、プリントを配布する。
教科書コメント
参考書については、初回授業に「推薦図書リスト」を配布する。
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
参考書については、初回授業に「推薦図書リスト」を配布する。

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