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年度 2006
科目名 シンメトリーを探る
担当者名 宮本 紘平

科目目標
The Objectives
 シンメトリー(対称)の概念は人間の営みのあらゆる分野に浸透していると言っても過言ではない。シンメトリーを広く活用し、私たちの生活を豊かにするためには、シンメトリーの持つ性質を理解する必要がある。この科目ではシンメトリーのとらえ方や性質を理解する仕方を講じる。
授業内容
The Content of the Course
 いろいろな具体例を示しながら、シンメトリーのさまざまなとらえ方を解説し、シンメトリーの応用を念頭に置きながらシンメトリーの数学的取り扱い方の初歩を解説する。
授業計画
Class Plan
1 シンメトリーを観察する ―視覚的映像としてのシンメトリー
 芸術作品や装飾、また自然界の現象などにおける身近な実例によって、卑近な左右対称から説き起こし、徐々に抽象化して、鏡映対称、回転対称、並進対称、映進対称などの図形的シンメトリーの基本的な型を述べる。 
2 シンメトリーを測る ―シンメトリーの概念の一般化
 図形の中には、ただ1種類の型のシンメトリーしか持たないものもあれば、2種類以上の型のシンメトリーを同時に併せ持つものもある。1つの図形に含まれるシンメトリーの多さの度合いを数値化しようと思えば、まず、種々の型のシンメトリーを統合的に取り扱うことのできるような概念装置が不可欠であることを述べる。
3 シンメトリックな模様をつくる ―シンメトリーのメカニズム
 種々のシンメトリックな模様の作り方や応用例を解説する。
4 シンメトリーの意味を拡げる
 シンメトリーの概念は図形的なシンメトリーの場合以外にも適用されることを述べる。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に筆記試験を実施(60点)
・レポート(40点)

教科書
Textbook
教材プリントを配付する
教科書コメント

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
参考書等は随時紹介する。

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