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年度 2007
科目名 医療薬学実習U
担当者名 國友 勝・中村 一基・三木 知博


科目目標
The Objectives
 薬理学の講義で学習した薬物に関する知識を動物実験を通して確かめ、薬物の薬理作用および作用機序の理解をさらに深めるのが本実習の目的である。
授業内容
The Content of the Course
 本実習を開始するにあたり、まず、動物実験の倫理および一般注意事項、基本的実験手技について述べる。ついで、中枢神経系に作用する典型的な薬物を動物に投与し、そのときの症状を観察・記録するとともに拮抗薬の投与による変化から作用機序を理解させる。さらに、摘出臓器に末梢神経作用薬を適用し、生じる反応を定性的ないし定量的に評価し、薬理作用を論理的に理解させる。
授業計画
Class Plan
1 実習講義(1回)
2 中枢神経系に作用する薬物(in vivo)(3回)
 (1) 中枢神経抑制薬
  ペントバルビタールナトリウム、ハロペリドール
 (2) 学習・記憶障害改善薬(抗痴呆薬)
  スコポラミン、フィゾスチグミン
 (3) 体温に影響する薬物
  クロルプロマジン
 (4) 中枢神経興奮薬(自発運動亢進)
  カフェイン、ジアゼパム
 (5) 鎮痛薬
  イブプロフェン、モルヒネ
3 自律神経に作用する薬物(in vitro)
 (1) 腸管に作用する薬物(桔抗、用量−作用曲線、競合的拮抗)(2回)
  アセチルコリン、エピネフリン、フィゾスチグミン、アトロピン、パパベリン、ニコチン
  ヘキサメトニウム、ヒスタミン、ジフェンヒドラミン、ピロカルピン
 (2) 血管に作用する薬物(1回)
  ノルエピネフリン、アセチルコリン、ニトロアルギニン、ニトログリセリン、プロプラノロー
  ル、プラゾシン
4 筋弛緩薬(in vivo)(1回)
  スキサメトニウム(末梢性)、ジアゼパム(中枢性)
5 コンピューターを用いた実験データの処理(1回)
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](80点)
・平常点等(20点)
・平常点(20点)とレポート(8回、80点)とで評価する。

教科書
Textbook
薬理学T教室スタッフ/薬理学実習プリント/薬理学T研究室
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information


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