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年度 2008
科目名 バイオメカニクス
担当者名 足立 長彦


科目目標
The Objectives
 人間の動作が地球上の物体のひとつとして力学的な作用を受けることの理解。人間の動作における筋の構造や機能の理解。人の歩行、走行、跳躍、投運動などの動きの理解。
 
授業内容
The Content of the Course
 スポーツバイオメカニクスとはどの様な学問であり、スポーツや体育の指導をするときそれをどう活用するのかを理解する。人間の基本的な歩行、走行などの動き、さらにスポーツにおける合理的な動きの理解をする。
授業計画
Class Plan
1. バイオメカニクスとはどのような学問であるか、また、スポーツバイオメカニクスを何に
   役立てるのかを説明する。   
2. 運動成果とその構成因子:運動成果が何によって達成されるか。それを構成する身体
   資源と運動技術のかかわり方を説明する。   
3〜5.筋の収縮様式と筋力の伝達、筋の弾性エネルギーとその利用、筋力の発揮における
   「てこの作用」、筋の機能について説明する。
6. 筋力を規定する因子(筋断面積、インパルスの量、筋長、短縮速度)について説明する。
7. 筋収縮における力学的な仕事とパワーについて説明する。
8. 運動と力:力学的法則を静力学の観点から、力の合成、分解、力のモーメント、
   力のつりあいについて説明する。  
9. 運動と力:力学的法則を動力学の観点から、運動の3法則、運動量、力積、衝突、
   力積、パワーについて説明する。  
10.11姿勢、歩く:立位姿勢の安定、良い姿勢とは、歩行動作の運動構造、筋の働きについて
   説明する。歩行と力、歩行の発達について説明する。      
12. 走る:走運動の成り立ち、走運動におけるピッチとストライドの関係、速く走る為
   のフォームとは、走運動の発達について説明する。
13. 投げる:投動作の成り立ち各種フォームの分析、投動作と力について説明する。
14. 泳ぐ:浮力、水の抵抗、推進力、腕のかき、脚のけりについて説明する。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)
・レポート[作品含む](20点)

教科書
Textbook
浅見俊雄他/身体運動学概論/大修館書店
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books
深代 千之 平野裕一 他編著/スポーツバイオメカニクス/朝倉書店
Rolf Wirhed 著 金子公宥 松本迪子 訳/目で見る動きの解剖学/大修館書店
留意事項
Special Class Information


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