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年度 2008
科目名 環境人間工学
担当者名 北村 薫子


科目目標
The Objectives
人間をとりまく道具・家具・空間を取り上げ,人間と環境の関係をより良くするための条件を人間工学の視点から論じる。生活環境を工学的に見る能力を養うことを目標とする。
授業内容
The Content of the Course
人間の感覚や身体を測る際の様々な手法を紹介し,演習を通して人間工学の測定手法を理解する。さらに,道具・家具の使いやすさ,空間のもたらす心理効果等について、商品や工業デザインの事例を交えながら講述する。
授業計画
Class Plan
1 概要
  脳の構築と感覚情報処理
2 感覚を測る
  (1)ME法 人の感覚量の数値化
  (2)一対比較法 順位付けによる比較
  (3)SD法 印象・イメージの数値化
3 人体を測る
  (1)人体計測
  (2)行動の特徴の測定法 
  (3)動作の特徴の測定法
4 コミュニケーションの人間工学
5 工業デザインの人間工学
6 感性工学
  (1)空間と立体の評価
  (2)色彩の評価
7 人間工学の応用
(1)家具・設備機器への応用
  (2)居住空間への応用
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](100点)

教科書
Textbook

指定図書
Reserved Books
福田 忠彦/人間工学ガイド―感性を科学する方法/サイエンティスト社
篠原 昭, 坂本 博, 清水 義雄/感性工学への招待―感性から暮らしを考える/森北出版
長町 三生 /快適科学―人間側からみた商品づくりへ/海文堂出版
長町 三生/感性工学―感性をデザインに活かすテクノロジー/海文堂出版
大山 正/実験心理学/東京大学出版会
高橋鷹志,チームEBS/環境行動のデータファイル/彰国社
日本建築学会/よりよい環境創造のための環境心理調査手法入門/技法堂出版
参考書
Reference Books
ローレン スレイター/心は実験できるか―20世紀心理学実験物語/紀伊國屋書店
南風原 朝和, 下山 晴彦, 市川 伸一/心理学研究法入門―調査・実験から実践まで/東京大学出版会
日本建築学会/建築・都市計画のための調査・分析方法/井上書院
留意事項
Special Class Information


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