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年度 | 2008 |
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科目名 | 生物有機化学 |
担当者名 | 西出 喜代治 |
科目目標 The Objectives |
創薬を指向した医薬品の総合科学にとって、医薬品など化合物の生体内での代謝などを化学的に理解することが必要不可欠である。そのための基礎となるケミカルバイオロジー(化学と生化学の融合領域)の専門知識を学習することを目的とする。 |
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授業内容 The Content of the Course |
本講義では前年次までに学んだ有機化学の知識を基に、生体分子について学んだ後、生体分子の生化学反応を有機化学の言葉で理解することを目的として解説・講義する。すなわち、酵素による立体選択的な生化学反応を有機電子論(簡潔に言えば、電子の動きを矢印で表し理解する)を用いて解説することにより、ケミカルバイオロジーに関する専門知識の理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
1 生物化学に共通する反応機構
2 生体分子 (1)キラリティ−と生体分子 (2)脂質 (3)炭水化物 (4)アミノ酸、ペプチド、タンパク質 (5)酵素と補酵素 3 脂質代謝 (1)トリアシルグリセロールの消化と異化 (2)脂肪酸の生合成 4 炭水化物代謝 (1)グルコースの代謝:解糖 (2)ピルビン酸の変換 (3)クエン酸回路 (4)グルコースの生合成 (5)ペントースリン酸経路 (6)還元的ペントースリン酸回路 5 生体内変換反応のまとめ (1)加水分解、エステル化、チオエステル化、アミド化 (2)カルボニル縮合 (3)カルボキシ化と脱炭酸 (4)メチル化反応 (5)転位反応 (6)カルボニル化合物の酸化と還元 (7)金属錯体によるヒドロキシ化反応 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(100点) |
教科書 Textbook |
長野哲雄 監訳/マクマリー生化学反応機構/東京化学同人 |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
John McMurry 著、伊藤・児玉・荻野・深澤・通訳 /マクマリー有機化学(上・中・下)/東京化学同人 |
留意事項 Special Class Information |
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