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年度 2008
科目名 ノンバーバルコミュニケーション
担当者名 坊農 真弓


科目目標
The Objectives
円滑なコミュニケーションが成立するには、言語的要素と非言語的(ノンバーバル)要素が補完的に働きあうことが必要である。そのために本講義では、ノンバーバルコミュニケーションにおける主要なチャネルとその機能について概観し、非言語的要素の効果的な利用法について理解する。
授業内容
The Content of the Course
ノンバーバルコミュニケーションとは、表情・対人距離・身体動作など、言語以外の手段により行われるコミュニケーションのことである。本講義では、社会心理学・人類学・言語学の観点からこのようなコミュニケーションの基本的機能と、それらの果たす役割について考察する。
授業計画
Class Plan
1.ノンバーバルコミュニケーションとは
2.伝え合いと関係
   相手がいてこそ、伝え合い。
3.顔の表情(表情を出すこと、他人の表情を読み取ること)
   楽しいときに、幸せなときに、恥ずかしいときに、あきれたときに、人はいずれも笑う。
4.ジェスチャーはノンバーバルか
   ことばが思い出せないとき出るジェスチャーは、ことばの代弁をしている!?
5.視線の果たす役割
   目は口ほどにものを言う。
6.声が伝えること
   電話を取ったとき、どうして相手の性別や年齢まで分かってしまうんだろう?
7.対人距離、パーソナルスペース、座席位置
   飲み会の楽しさは、誰と話せる位置に座るかで決まる!
8.セルフタッチと対人接触
   他人とのスキンシップは大切だ。でも自分で自分に触ることも大切だ。
9.シンクロする二人
   標準語で話す夫と大阪弁で話す妻・・・気がついたら二人で大阪弁で話してた。
10.会話の中のノンバーバルコミュニケーション
   ご飯を食べる、本を読む。様々な活動の中で進められる私たちのコミュニケーション。
11.漫才の中のノンバーバルコミュニケーション
   お笑いは関西が誇るひとつの文化。どうやって笑いは起こるのか?
12.会話ができるロボット
   人を模したロボットは、どこまで人に迫れるか?
13.まとめ
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(100点)
・出席状況も加味する。

教科書
Textbook
講義内容についてはプリントを配布する。
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books
大坊郁夫/しぐさのコミュニケーション―人は親しみをどう伝えあうか/サイエンス社
マジョリー・F・ヴァーガス(石丸正訳)/非言語コミュニケーション/新潮選書(新潮社)
留意事項
Special Class Information


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