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年度 2008
科目名 子育てと母性の気づき
担当者名 柳原 利佳子


科目目標
The Objectives
 現代は、女性の社会進出によるライフスタイルの変化や、日常生活における赤ちゃんとの接触機会の減少などの影響により、「産む」「育てる」ことが、個々の選択により委ねられる時代になったといえる。これをふまえた上で、出産というライフイベントに対する興味を喚起したい。
授業内容
The Content of the Course
 母性本能、育児本能という言葉がある一方で、育児意欲の低下についての問題が世界的に一般化しつつあることも事実である。本講義では子どもの発達について、特に変化の著しい乳幼児の身体発育、運動能力や思考能力の発達を心理学的観点から講述し、母性、母子を取り巻く社会の環境、母性意識の発達、母性観について触れ、同年代の女性の育児動機のデータを紹介する。
授業計画
Class Plan
1 子どもの発達と母親の関わり
 乳幼児期の子どもは、運動・感覚機能の発達、情緒・知能の発達、生活習慣などにおいて目覚ましい変化を遂げている。それぞれの変化と母親の関わりについて説明する(適宜、ビデオ等を用いる予定)。
(1)発達の一般的特徴
(2)発達の遺伝的要因・環境的要因
(3)思考の発達
(4)愛着1
(5)愛着2
2 母性とは
 母性意識、母性感情、育児動機の意義と測定法を概説し、関連するデータを紹介する。また、従来の母性観をふまえて、母性とは何か考えていく。
(1)母性とは
(2)母性意識の測定
(3)母性感情、育児動機の発達
(4)従来の母性観
3 母子を取り巻く社会の環境
 女性のライフスタイルの変化とともに、母子を取り巻く社会の環境も変化している。地域社会との関わり、行政のサービスなどについて取り上げ考えていく。
(1)従来の母性観が現代女性に及ぼす影響
(2)育児支援システム
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(100点)

教科書
Textbook
適宜プリント等を配布する。
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information


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