シラバス参照

年度 2009
科目名 音声・音韻論
担当者名 佐藤 勝之


科目目標
The Objectives
 日本語学概論における学習内容を踏まえて、音声・音韻に関わる分野の知識と研究方法の理解を深め、さらに日本語運用の仕組みを解明する。
授業内容
The Content of the Course
 実際の発音を記述した音声学の視点と、理論的な音韻構造の分析の視点を併せ持つ下記の教科書を用いて、言語一般の音声的・音韻的側面を理解するとともに、日本語のしくみをとりわけ英語という異言語のしくみと比較して見出される両者の類似点・相違点について考えていく。
授業計画
Class Plan
1-2 言語の研究と音声の研究
   (1) 言語研究における音声の研究 (2) 音声研究の諸分野 (3) 音声学と音韻論
3-5 音声産出の仕組み
   (1) 発音器官 (2) 喉頭の機能 (3) 調音 (4) 母音と子音
   (5) 母音の特徴 (6) 子音の特徴
6-8 音素と音素体系
   (1) 音と音素 (2) 音素と異音 (3) 音素の抽出方法 (4) 音素体系
9-10 音節とモーラ
   (1) 音節とは何か (2) モーラとは何か (3) モーラ言語と音節言語
   (4) 英語のモーラ (5) 日本語の音節 (6) 音節構造
11-12 語アクセント
   (1) 語アクセントとは何か (3) 高さアクセントと強さアクセント
13 文の発音
   (1) 文アクセント (2) リズム (3) イントネーション
14 まとめと復習
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(100点)
・講義内容に関する質問の受け答え、教科書の練習問題の解答等を評価に加える場合がある。

教科書
Textbook
窪薗晴夫/音声学・音韻論/くろしお出版
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books
北原保雄(監修)/音声・音韻(朝倉日本語講座3)/朝倉書店
城田 俊/日本語の音 テキスト版/ひつじ書房
留意事項
Special Class Information


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