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年度 2009
科目名 日本語史A
担当者名 毛利 正守


科目目標
The Objectives
 日本語の歴史的変遷について、古代から現代に到るまで、各時代の日本語資料に見える言語事実
に基づいて考察し、日本語研究の上で必要な知識を身につける。
授業内容
The Content of the Course
 ことばは生きている、とよく言われる。一つの生命体であると言ってよい。本講義では、そうし
た日本語・日本のことばを、歴史を通して生きたままの姿で捉えていくことにしたい。
授業計画
Class Plan
 ことばの古い時代の容貌はどうであったか、如何なる推移・変遷を経て今日に至ったか、その変
化の事情や原因を跡づけると共に、変転する時代の底を貫いてきた普遍的な側面についても照明を
あてる。日本のことばの歴史を繙くことによって、我々の心のふるさとを顧み、そこから現在ある
いは将来の国語のあり方についても展望したい。
 日本語の本質的な部分がともすると見過ごされやすいが、ことばの歴史をたどり、よく分析する
ことによって、奥深いところでことばを律している本源的なものが見えてくることがある。そうし
たことを念頭において授業を進めていくことにする。
 具体的に、日本語の音韻・語彙・文法・文体等の諸分野を通史的に講述する。日本語が奈良時代
から現代までにどのように変遷したか、とくにことばの変化をはげしく遂行する時期とそうでない
時期、また変化の著しく認められる対象とそうでない対象といった様々な様相をとり挙げて、日本
語に対する認識を新たにすることをめざしたい。
1 授業内容の概説
2 日本語史の時代区分
3 奈良時代及びそれ以前の日本語
4 平安時代の日本語
5 鎌倉・室町時代の日本語
 上記の授業計画の各項目を1〜3回の授業に割り当てることを基本とする。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)
・平常点等(20点) 配点内訳:授業への積極的参加度

教科書
Textbook
コピーを配付する。
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information


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