シラバス参照 |
年度 | 2009 |
---|---|
科目名 | 異文化理解論 |
担当者名 | 杉岡 信行 |
科目目標 The Objectives |
異文化理解とは、たんに諸外国の文化を理解することだけではない。異文化の理解が鏡となって
自国の文化の深い理解にいたる道すじを異文化理解という。すなわち、異文化理解は自己相対化の 知的技法といえる。また多文化世界と文化の多様性についても考えてみたい。 |
---|---|
授業内容 The Content of the Course |
松本健一著『砂の文明・石の文明・泥の文明』によりながら、文明と文化をグローバルに理解するカテゴリーを学ぶ。文明と文化の概念の違いについて考える。また、異文化間・多文化間の接触についても知る。そして「泥」という風土の上にある日本文化について理解を深める。授業ではビデオや写真等でイメージも豊かにしてもらう。 |
授業計画 Class Plan |
1 文化と文明の違い
2 文明という言葉の歴史 3 「文化」は民族の生きるかたち 4 石の文明−外に進出する力 5 ヨーロッパ−石の風土 6 石の文明における創造と破壊 7 西洋とアジアにおける自然観の違い 8 砂の文明−ネットワークする力 9 定住しない砂漠の民 10 こんにちに生きるネットワークの力 11 生命の根源としての泥 12 泥の文明−内に蓄積する力 13 インドと日本の類似点 14 「泥の文明」の中の日本 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(60点) ・レポート[作品含む](20点) ・平常点等(20点) 配点内訳:授業に対する積極的参加度 |
教科書 Textbook |
松本 健一著/砂の文明・石の文明・泥の文明/PHP新書272 |
指定図書 Reserved Books |
青木保著/異文化理解/岩波新書(740) |
参考書 Reference Books |
|
留意事項 Special Class Information |
シラバス参照 |