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年度 | 2009 |
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科目名 | 英語学入門 |
担当者名 | 松原 良治 |
科目目標 The Objectives |
英語学のごく基本的な考え方を学ぶ。音や形や意味の単位とその組み合わせ方、会話や文章(テ
クスト)の仕組みを解明しながら、英語という言語の全体像を据える。さらに、英語が歴史的に辿 ってきた過程や、現代の英語が社会の中で果たす機能についても考える。 |
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授業内容 The Content of the Course |
英語の歴史と現状、国際語としての英語、英語学で扱う諸分野(音韻論、形態論、統語論、
意味論、語用論、コミュニケーション論)、現代英語の意味と構造等について考察し、英語学 (言語学)の基礎となる考え方を学ぶ。 |
授業計画 Class Plan |
1.序論
(1)言語学と英語学について (2)英語学の諸分野の紹介 (3)世界の言語と国際語としての英語について 2.英語の歴史と現状 (1)英語以前史 @比較言語学と印欧祖語の発見 Aゲルマン民族の移動と英語の始まりと発展 (2)英語の歴史―英語の時代区分と各期の英語の特質について @古英語(Old English)A中英語(Middle English) B近代英語(Modern English) C現代英語(Present Day English) (3)ブリテン島の英語から世界の英語へ @アメリカ英語 Aカナダ英語 Bオーストラリア英語 Cニュージーランド 英語 Dピジンとクレオールと世界の英語 3.音韻論 (1)音素と異音 (2)音節 (3)音の同化と異化、脱落について 4.形態論 (1)形態素と異形態 (2)形態素の種類とその特徴 (3)造語法(語形成) 5.統語法 (1)規範から科学へ―規範文法(学校文法)から伝統文法(記述文法)へ (2)構造主義文法(4)生成文法 6.意味論 (1)意味の種類(2)意味の単位と意味素性(3)意味の変化 7.語用論 (1)意味論と語用論(2)発話行為(3)ダイクシス(Deixis) (4)ポライトネス(Politeness) 8.人と言語 (1)人間はいかにして言語を獲得するか (2)人間はいかにして言語を処理するか |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・レポート[作品含む](30点) |
教科書 Textbook |
八木 克正/新英語学概論/英宝社 |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
参考書については授業中適宜指示する。英語学、言語学は基本的概念から始りより高度な領域について考察する分野であるので各分野を段階的かつ確実に理解していく事が必要である。 |
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