シラバス参照

年度 2009
科目名 ソルフェージュUA(声楽)
担当者名 江藤 誠仁右衛門


科目目標
The Objectives
 声楽的ソルフェージュは、声を音源とする音楽的なうたい方と密接に結びついている。固定ド唱法にも、移動ド唱法にも、機能ド唱法にも、それぞれ利点と欠点がある。その利点をのばしながらそれぞれの欠点を補う為に、旋法と調性の両方から感性をみがくソルフェージュを実践する。
授業内容
The Content of the Course
 コールユーブンゲンの中にも、4拍子ではなく、C(ブレヴィス)でないと正しくうたえない曲も入っている。Cacciniのアマリッリは、gmollではなくG調のドリア旋法なのである。このような本来のあるべき音楽的なうたい方を、マスターする為に、その基礎となる旋律感とテンポ感を練習しながら、みがいていくのである。
授業計画
Class Plan
1〜3 テンポ感と拍子感をマスターする。
¢¢=ドッピオ・アラブレーヴェ ¢=アラブレーヴェと2拍子の違い。
C = ブレヴィスと4拍子の違い。6拍子と2拍子そしてヘミオラとシンコペーション。
     その他、できるだけ正しい拍子ののり方を学ぶ。
4〜6   旋法から調性への変遷を通して、調性感をみがく。その1
     ドリア旋法の正格及び変格の二つの旋法の違いから、上行導音及び下行導音を
実感する。
7〜9  旋法から調性への変遷を通して、調性感をみがく。その2
     前項の上行導音及び下行導音を実感し、その結果d mol1を理解して練習する。
10〜12 旋法から調性への変遷を通して、調性感をみがく。その3
     ピカルディーの3度とD durを練習する。同様に、フリギア、リディア、
ミクリリディア、エオリア、イオニアの各旋法の正格及び変格の違いから、
上行導音及び下行導音を実感する。
13〜14 旋法から調性への変遷を通して、調性感をみがく。その4
     前項の上行導音及び下行導音を実感し、その結果、e mol1・E dur、F dur・f mol1、
     G dur・g mo11、a mo1l・A dur、C dur・c mo1lを理解して練習する。
評価方法
Evaluation Method
・平常点等(100点) 配点内訳:最終授業に試験する=100点

教科書
Textbook
独自の資料を配布する。注意:必ず持ってくること。
指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
 全く新しい経験があると思うので、極力休まないようにして下さい。音叉(440ヘルツ)を、もってくること。

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