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年度 | 2009 |
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科目名 | 製剤化のサイエンスV |
担当者名 | 橋 幸一・吉田 都 |
科目目標 The Objectives |
薬物治療の有効性、安全性、信頼性を高めるために、薬物の投与形態や薬物体内動態の制御法などを工夫したDDSに関する基本的知識を修得する。 |
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授業内容 The Content of the Course |
ドラッグデリバリーシステム(DDS)は、標的部位に必要な薬物を必要な時間送達するシステムのことで、疾病の薬物治療において用いる薬物の薬理作用のうち、目的とする主作用を適切に顕すことのできる機能を有する医薬品である。本講義では、DDSに関する基本的事項について総括的に解説し、現在市販されているDDS製剤など具体例を示して説明する。 |
授業計画 Class Plan |
C16 製剤化のサイエンス (3)DDS(Drug Delivery System: 薬物送達システム)
【DDSの必要性】 1)従来の医薬品製剤の有効性、安全性、信頼性における主な問題点を列挙できる。(1回) 2)DDSの概念と有用性について説明できる。(1回) 【放出制御型製剤】 1)放出制御型製剤(徐放性製剤を含む)の利点について説明できる。(1回) 2)代表的な放出制御型製剤を列挙できる。(2回) 3)代表的な徐放性製剤における徐放化の手段について説明できる。(1回) 4)徐放性製剤に用いられる製剤材料の種類と性質について説明できる。(1回) 5)経皮投与製剤の特徴と利点について説明できる。(1回) 6)腸溶製剤の特徴と利点について説明できる。(1回) 【ターゲティング】 1)ターゲティングの概要と意義について説明できる。(1回) 2)代表的なドラッグキャリアーを列挙し、そのメカニズムを説明できる。(1回) 【プロドラッグ】 1)代表的なプロドラッグを列挙し、そのメカニズムと有用性について説明できる。(1回) 【その他のDDS】 1)代表的な生体膜透過促進法について説明できる。(2回) |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(100点) |
教科書 Textbook |
寺田勝英、内田享弘/物理薬剤学・製剤学−製剤化のサイエンス−/朝倉書店 |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
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