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年度 | 2010 |
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科目名 | 色彩情報論T |
担当者名 | 甫天 正靖 |
科目目標 The Objectives |
「色」について、科学的な要素にも視点をおきながら学び、理解を深める。
その成果として、「色」をより正確に表し、伝えるためのさまざまな方法とそれらの特徴を身につけ、色情報を処理する素養を身につけることを期待する。 なお、この科目は中学校高等学校家庭科の教職課程認定科目にもなっている。 |
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授業内容 The Content of the Course |
「色彩」は、企業活動での商品開発、販売促進やCIなどの局面で、また公共空間のデザインや街づくり、都市計画の分野においても重大な役割を担っており、色彩の効果的な使用、色彩のもつ心理的効果の活用が重要視されてきている。これには「色」を正確に表し、伝えるために色情報を処理する素養を身につけることは意義深く、有益である。 |
授業計画 Class Plan |
1.「色」とはなにか? 情報処理に関わる「色」とは?
2.「色」を見るしくみ 2.1 光と色 (1)光とは (2)光の性質 (3)光の色 (4)分光分布(スペクトル) <〜第3週> (5)光の自然現象で生じる色 (6)光源の種類 (7)発光の種類 (8)演色性 (9)照明について <第4-5週> 2.2 物体色と反射率スペクトルとの関係 2.3 色が見える仕組み (1)眼の構造と働き(眼、網膜、視細胞) (2)色覚について (3)色覚の異常 (4)年齢と色覚 (5)動物の色覚 <第6-7週> 3. 色の表示方法 (1)色を表し方 (2)色名による色の表示 (3)表色系による色の表示(カラーオーダーシステム、表色系) ア. マンセル表色系 イ. PCCS ウ. CClC エ. NCS (4)オストワルト表色系 (5)混色系概説 <第8-10週> 4. 配色と色彩調和 (1)配色とは (2)色の三属性と配色(色相差による配色、明度差による配色、彩度差による 配色、トーン差による配色) (3)配色類型テーブルと配色用語 (4)ファッショントレンドで多用される配色用語 (5)色数による類型 (6)配色テクニック (7)自動配色 <第11-13週> 5. 色彩調和論 (1)シュヴルールの色彩調和論 (2)ルードの色彩調和論 (3)オストワルトの色彩調和論 (5)ジャッドの色彩調和に関する考察 (6)ヨハネス・イッテンの色彩調和論 (7)ビレンの色彩調和論 <第14週> 6. 色覚のメカニズムと混色系表色との関連性 <第15週> |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(100点) |
教科書 Textbook |
甫天正靖編/色彩学(2009年版)/大和出版印刷(株)(実費頒布:価格未定〈受講者数による〉) |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
「色彩情報論U」との一貫の授業科目である。 |
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