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年度 | 2010 |
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科目名 | 色彩情報演習T |
担当者名 | 伊佐治 せつ子 |
科目目標 The Objectives |
色の情報を伝達する手法を習得することを目的とする。
測色計を用いて「色」を測色することによって、色を表色値で捉え、色彩調査やカラーコーディネーションに活用することを実習する。 なお、この科目は中学校高等学校家庭科の教職課程認定科目にもなっている。 |
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授業内容 The Content of the Course |
色彩の物理計測を中心とした演習で「色彩情報論」を基礎としている。測色器を用いて色の測色を行い、各種の表色系で表色値に表すことを実習する。また、色彩調査やカラーコーディネーションに関する自由課題に取組み、色彩情報データを基にプレゼンテーションを行う。 |
授業計画 Class Plan |
1 測色器(CR-13) の使用方法 <1週>
2 各種色票(カラーカード)の測色 <3週> (1) PCCS色票の色相をトーン別(vivid,light(bright),dark(deep)) に表色値で表す。 (2) PCCS色票のvivid24色を異なる表色系で表示し、色相の現れ方を調べる。 (3) マンセル色票、CCIC色票、PCCS色票の各vividの色相をL*a*b*表色系で表示し、 3種の色相環を比較する。 3 いろいろなものの測色 <2週> (1)いろいろな商品群について、商品群ごとの色を測色し、色座標に表わす。 (2)それら商品群の「色」の分布を把握する。 4 色差の測色 <1週> シアン、マゼンダ、イエローのそれぞれに純色からの色の差を知る。 色の差を物理的な測色と視覚による視感測色判定をし、それらの関係を知る。 5 photoshop上のRGBとCMYKとHSBで作成した色の比較 <2週> photoshop上のRGB表色、CMYK表色、HSB表色の差異を知る。 6 色の表示方法 <2週> 混色系(XYZ表色系、RGB表色系、オストワルド表色系)と顕色系(マンセル表色系、 PCCS表色系、CCIC表色系)の色表の表示方法を知り、相互変換できるようにする。 7 カラープランニングのための色彩調査 <4週> 色彩調査の調査対象を決め、様々な面からそれらの色の変化を測色することによって、 使用されている色の分布や傾向について分析する。 分析結果をレポートにまとめるとともにプレゼンテーションを行う。 以上、それぞれの課題は全て何らかのレポート提出を課す。 なお、限られた数の測定機器を使っての実験であり、PCおよび機器の台数から、 本演習の受講者数は25〜30名に限られる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](90点) ・平常点等(10点) 配点内訳:レポート(80点)、プレゼンテーション(10点)、授業への積極的参加度(10点)で採点する。 |
教科書 Textbook |
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指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
「色彩情報論」を受講していることが望ましい。また、演習なので欠席すれば大きな損失となる。
上記の受講者数が限度を超えたとき、抽選によって受講者を決定する。 |
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