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年度 2010
科目名 アンケート調査法
担当者名 丹田 佳子


科目目標
The Objectives
 私たちの周りでは、様々なアンケートによる調査が行われている。これは、単に人々に質問して回答を得るものではなく、問題を認識したり解決していく上で必要となる情報を得るための重要な手段である。ゼミで役立つようにアンケートによる調査の進め方や基礎となる理論を理解する。
授業内容
The Content of the Course
 アンケートによる調査は、企画・準備・実施・分析・報告に大別される。調査の意義・種類や基礎を知った上で、企画から報告に至るまでの一連のプロセスを実際に調査用紙を作成しながら踏襲する。この授業でアンケートによる調査のノウハウを習得する。
授業計画
Class Plan
1 調査とは
 (1)調査の種類と収集されるデータの種類 (2)調査の意義・必要性 (3)調査の特徴
2 調査の基本
 (1)調査を成功させるために (2)母集団と標本(調査対象)の関係
3 調査の計画
 (1)調査目的とテーマ (2)調査対象と規模:標本の抽出法と標本数の決定
4 グループワーク
 グループに分かれて調査目的とテーマを決める
5 調査の計画
 (3)調査時期と方法:プリテストと本調査 (4)調査報告書
6 質問紙の設計
 (1) 特性要因図:大項目(仮説)と中項目(大項目の具体化)
 グループワーク(特性要因図の作成)
7 質問紙の設計
 (2) 質問文の主旨設定と作成 (3)回答の記入形式
 グループワーク(質問文の主旨設定と作成)
8 質問紙の設計
 (4) 回答法の種類
  ア 自由回答法(数値記入・文字記入)
  イ プリコード回答法
    単一回答形式・複数回答形式・順位回
9 個人ワーク:質問文に対応した回答記入方式の選定
10 回答と解析方法の関係
11 調査報告書の作成
12 個人ワーク:アンケート調査用紙の完成
13 クラスメートのアンケート調査用紙審査
14 調査結果のプレゼンテーション
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](50点)
・平常点等(50点) 配点内訳:課題・アンケートなどの提出物(20点)、完成した質問紙の学生評価(30点)

教科書
Textbook

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
 ワードとエクセルを使用するため人数を制限する場合がある。次の場合は退室してもらう場合がある(教室内での飲食・携帯の電源をOFFしない・迷惑な私語)。

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