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年度 2010
科目名 感覚情報処理演習
担当者名 伊佐治 せつ子


科目目標
The Objectives
 近年は、感覚を数量的にとらえることによって、情報としてヒトの生活の中に取り入れられることが多くなった。私たちが五感で感じる感覚が情報として明確になれば人にやさしいもののイメージももっと明確になる。本演習では、ヒトの感覚による評価を数量的に捕らえる試みをし、人間にやさしいモノづくりの基礎を知る。
授業内容
The Content of the Course
 身近な事例を取り上げて、視覚、聴覚、臭覚、皮膚感覚(触覚・圧覚・温度感覚・痛覚・)などの感覚を実際に測定し、感覚を計量化する演習を行う。
授業計画
Class Plan
1 演習の進め方について                 
  実験の種類とレポートの書き方
2 演習1:一対比較                            (3回)
      日常生活の中の様々な感覚や感情の判断基準について、一対比較判定を行い判定の
      一貫性及び判定の一致性を検討し、尺度化を試みる。
3 演習2:反応時間の測定                         (3回)
      画面の色や表示数を変化させた場合のヒトの反応時間を測定し、画面表示に対する
      ヒトの知覚反応の特性調べる。      
4 演習3:イメージ調査(SD法)                     (3回)
      職業名、食品名、花名など様々な対象に対するイメージ調査を行い、ヒトのイメージ
      を構成する要因を探る。
5 演習4:マグニチュード推定法による尺度化                (3回)
      ニューメラスネスの知覚といわれる画面表示の点の数多さの知覚について、物理量と
      感覚量の関係を探る。

  上記のそれぞれの演習では、基本的に、演習内容の説明と実験試料の作成、データ収集、
  結果の整理及びレポートの作成を行う。

6 まとめ:感覚に対する人間の感覚・知覚の尺度について考察する。

      
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](100点)
・すべての演習レポートを提出することが採点対象の条件となる。

教科書
Textbook

指定図書
Reserved Books

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
この科目についての質問・意見はisaji@mukogawa-u.ac.jpまで

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