はじめてドイツ歌曲を学ぶ学生に、ドイツ歌曲のもつ素晴らしさを体験させ、様々な曲の実習を通して演奏能力の向上をめざして指導してゆく。

ドイツの代表的な作曲家の作品を実習、鑑賞することにより、ドイツ歌曲の唱法と発音を修得させる。

　１〜４回　ドイツ語になれ親しむために、シューベルトの作品から、「音楽に寄せて」
「春の信仰」「憧れを知る人だけが」「アヴェマリア」等を取り上げ詩の朗読を
させながら歌唱法を実習させる。


　５〜７回　ベートーベンの「君を愛す」モーツァルトの「ルイーゼ」を取り上げ詩への理解を
深めつつ歌唱法の充実をめざす。


　８〜10回　シューマンの作品より「君は花のように」「はすの花」等を取り上げ歌唱法のさら
なる充実をめざす。


　11〜13回　ブラームスの作品より「日曜日」「子守歌」等を取り上げ、詩への理解を深めつつ、
より芸術的な演奏をめざし実習させる。


　14回　　　小テスト（任意の１曲を暗譜で演奏すること）

　全体を通してポピュラーな親しみやすい作品をとりあげ、学生の個々の能力と進歩に応じて選曲を決める。

・平常点等(100点)　配点内訳：授業の最後に行う試験(80点) 授業への取り組み方(20点)

畑中良輔/ドイツ歌曲集�T/全音楽譜出版社

ドイツ語を学習しておくことが望ましい。授業の前にしっかり読譜をしてくること。