| シラバス参照 |
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 漢方・中医薬療法特論 |
| 担当者名 | 高 明 |
| 科目目標 The Objectives |
漢方処方は、複雑な病態に対応して一定の原則のもとに適切な薬物を選択し配合するものである。この原則を把握し、実践的に活用できる漢方医薬学知識の習得は重要である。本特論は、臨床によく使われる処方の組成、応用原則を解説し、応用力を養う講義を行う。 |
|---|---|
| 授業内容 The Content of the Course |
漢方医学の立場から、臨床によく見かける病証の診断、処方の応用、処方を構成する各生薬の効能およびその相互作用を解説する。また、症例検討を通して生薬煎剤の加減や漢方エキス剤の合方運用を説明し、実践的な講義を行う。 |
| 授業計画 Class Plan |
1 漢方医薬の基礎知識
(1)漢方医薬学の概念 (2)中医学と漢方医学異同点 (3)漢方医学から見た生薬 2 風邪に良く使う漢方薬―解表剤 (1)解表剤の風邪予防と治療への応用 (2)症例分析 3 体質改善に役立つ漢方薬―補益剤 (1)補気剤の臨床応用 (2)補血剤の臨床応用 (3)補陰剤の臨床応用 (4)補陽剤の臨床応用 (5)補益剤の総合応用 4 利水剤と瀉下剤 (1)タイプ別による利水剤の臨床応用 (2)体質別による瀉下剤の選択 5 活血剤と止血剤 (1)活血剤の応用 (2)出血部位による止血剤の選択と応用 (3)症例分析 6 臨床常用治風剤 (1)消風散と釣藤散 (2)症例分析 7 治痰剤について (1)二陳湯と温胆湯の区別と臨床応用 (2)症例分析 8 和解剤の処方について (1)小柴胡湯類処方の応用と注意点 (2)逍遥散類処方の婦人科疾患への応用 (3)症例分析 9 漢方医薬学の現代研究成果 |
| 評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](50点) ・平常点等(50点) 配点内訳:小テスト50点 |
| 教科書 Textbook |
|
| 指定図書 Reserved Books |
高 明、木下和之、林暁萍/中医治療学マニュアル/メディカルユーコン出版 |
| 参考書 Reference Books |
|
| 留意事項 Special Class Information |
| シラバス参照 |