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年度 | 2010 |
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科目名 | フランス映画への誘いT |
担当者名 | 阪上 進一 |
科目目標 The Objectives |
世界で初めてフランスに誕生してからすでに100年以上が経過している。時代と共に進化し今なお多くの人々を魅了し続けてやまないフランス映画の鑑賞を通して、映画の持つ多様性や可能性を考察しながらフランス文化の一端に触れる機会にしたい。 |
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授業内容 The Content of the Course |
フランス映画に限らず映画には多様なジャンルさらには多様なテーマが存在するが、生誕の当初からフランス映画の影の「主人公」として、またフランスにおける文化の中心地として君臨してきたのが首都のパリである。このパリを舞台にして展開されてきたいくつかの映画を鑑賞しながら、映画におけるパリの重要性や映画の多様性等について検討する。 |
授業計画 Class Plan |
19世紀の中程に写真が発明された後で、動く写真を実現させようと模索し続けた努力の中から映画が誕生してくる。1895年にスクリーンに映像を映す現代風の映画がフランスに誕生して以来、100年以上の時間の経過と共に映像の技術は進歩し続けその表現も多様なものに進化しながら今日に至っている。
授業は、その生誕から今日に至るまでの映画の歴史を時系列で簡単に振り返り解説することから始めてゆく。それゆえ初回は、映画を発明し世界で初めてスクリーンに映したリュミエール兄弟や、彼らを引き継ぎ映像技術の向上や発展に邁進したメリエス等についての解説から始めて、彼らの作品の一部を鑑賞する。以後は、トーキーの発明以後の作品、特に映画界に新風を吹き込んだと言われている1950年代後半のヌーヴェル・ヴァーグの時代から今日までの間に作られた幾多の映画作品の中から、パリを主な舞台にして展開された作品を、幾つか選定し解説を加えながら基本的に時系列で鑑賞してゆく。これらの作品は、パリという共通の舞台を持ちながらも、そのテーマや手法は一様ではない。こうした多様性に注目して作品を鑑賞しながら、豊かな映像を生み出す宝庫でもあるパリの魅力を共に味わってみよう。以下、鑑賞予定の作品を列挙する。 1) 『死刑台のエレベーター』 2) 『ディーバ』 3) 『赤ちゃんに乾杯』 4) 『愛さずにいられない』 5) 『アメリ』 6) 『モンテーニュ通りのカフェ』 7) 『パリ・ジュテーム』 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](80点) ・平常点等(20点) 配点内訳:授業への積極的参加度20点 |
教科書 Textbook |
授業中にプリントを配布する。 |
指定図書 Reserved Books |
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参考書 Reference Books |
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留意事項 Special Class Information |
普段なかなか映画館に足を運ぶことが出来ない学生ほど受講してフランスの映画や文化の豊かさに触れてほしい。 |
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