シラバス参照

年度 2012
科目名 障がい者と障害の理解
担当者名 林 義孝
単位 2
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科目目的 ・ 到達目標
Aims of the Course and Objectives
リハビリテーションは、身体の障害を回復または軽減するための、重要な治療方法です。この講義では、難解な医学的講義ではなく、生まれながらにして両手を失いながら、自立した社会生活をしている、サリドマイド薬害の障がい者の記録映像をテーマにして、「障害」をリハビリテーションの視点から、正しく理解する授業です。
授業内容
The Content of the Course
両手を生まれながらに失っている障がい者の記録画像(旅立とう、今-こずえさん20歳の記録/NHK)を供覧して、学生の皆さんに、障害について自由討議(debate)をしてもらい、リハビリテーションの意味と概念の理解を介して、障がい者と障害を正しく理解します。
授業計画
Class Plan
第1回 リハビリテーションの概念、歴史的過程(T)
第2回 リハビリテーションの概念、歴史的過程(U)
第3回 リハビリテーションと保健・医療・福祉との関係
第4回 NHK記録映像「旅立とう、今-こづえさん20歳の青春」(サリドマイド薬害による両手損欠)を閲覧
第5回 映像内容の専門的分野の解説
第6回 サリドマイド薬害のその後の記録映像(イギリス国営BBC放送制作)を供覧
第7回「旅立とう、今-こづえさん20歳の青春」をテーマに、障がいについての討論(1)
第8回 討論(2)
第9回 討論(3)
第10回 討論(4)
第11回 教員による討論のまとめ
第12回 リハビリテーション医療の紹介(1)
第13回 リハビリテーション医療の紹介(2)
第14回 世界のリハビリテーションの最先端(記録画像閲覧)
第15回 講義への総合質問

定期試験
準備学習等の内容
Preparation for Classes and Review
リハビリテーションについての一般的な知識を、「図書館」を利用して調べておくと、授業がより理解しやすくなります。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(60点)
・平常点等(40点) 配点内訳:筆記試験60点、討論への参加および発言内容40点、で評価します。

教科書
Textbook
必要に応じて、資料を配布します。
参考書
Reference Books
砂原茂一著/リハビリテーション/中公新書
中村隆一編/リハビリテーション概論/医歯薬出版
留意事項
Special Class Information
この講義のシラバスをよく読んで、登録してください。スポーツ・リハビリの実技等は一切ありません。

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