シラバス参照

年度 2013
科目名 建築構造力学T
担当者名 鳥巣 茂樹
単位 2
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的 ・ 到達目標
Aims of the Course and Objectives
学習・教育達成目標A-2。建築技術者にとって素養の一つである「建築構造力学」の前半部分。建築・土木分野のみならず機械・材料分野など、物理的な「力」を扱う幅広い分野に共通の古典的学問知識を学ぶ。「建築物理」や「建築数学」で学んだ基礎知識を「応用力学」の初歩に導き、「建築構造力学U」へと繋げる。
授業内容
The Content of the Course
古典力学の「力」の分解(分力)や合成(合力)、即ちベクトルとしての性質と、もう一つの力である「モーメント」について学び、力の「釣合い」を理解する。その「力の釣合い」だけで構造物の力の流れや部材に働く力が計算できる「静定構造物」について、反力・断面力の求め方、応力図の描き方を学習する。
授業計画
Class Plan
「力とは、モーメントとは」
 第1回:(導入)様々な力「体重は、力か、質量か」
 第2回:力の分解と合成「力はベクトル也」
 第3回:力とモーメント「もう一つの力、モーメント」
 第4回:力の釣合いと釣合い式
 第5回:支点・節点・反力・静定
「単純梁・静定ラーメン架構の解き方」
 第6回:片持ち梁の応力と支点反力
 第7回:単純梁の応力と支点反力
 第8回:静定ラーメン架構の部材応力と支点反力
 第9回:片持ち梁・単純梁の応力を求める演習問題
 第10回:静定ラーメン架構の部材応力を求める演習問題
「静定トラス梁・静定トラス架構(ブレース架構)の解き方」
 第11回:様々な(静定)トラス梁・トラス架構
 第12回:静定トラス梁の部材応力・支点反力の求め方
 第13回:静定トラス架構(ブレース架構)の部材応力・支点反力の求め方
 第14回:静定トラス梁の部材応力を求める演習問題
 第15回:静定トラス架構の部材応力を求める演習問題
定期試験

初回に説明する、簡易な関数電卓を第6回以降に準備すること。

<担当教員(非常勤講師)紹介>
鳥巣 茂樹 日建設計シビル 理事・技術長
      日建設計にて多数の建築設計、構造設計および耐震診断に従事してきた。
準備学習等の内容
Preparation for Classes and Review
学習過程は、前回までに習得した内容の上に、毎回積み重ねながら進行していくので、予習と復習が重要となる。教科書は判り易い本だが、(この種の参考書は様々出版されているので)自分に合った参考書を探して見ることも一法。習った内容を、自分の言葉やイメージに置き直して反芻することが、理解する上で基本となる。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(40点)
・平常点等(60点) 配点内訳:小テスト 45点 + レポート 15点
・毎回小テストを行い、理解度を見る。

教科書
Textbook
和田 章他/最新建築構造設計入門―力学から設計まで―/実教出版
参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
「建築物理」・「建築数学」は習得しておくと共に、本科目と連携している「フィールドワークUA」を並行して履修すること。授業に関する学生の意見を求め、改善に役立てる。

シラバス参照