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年度 2013
科目名 ソルフェージュU(演奏学科)
担当者名 江藤 誠仁右衛門
単位 4
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科目目的 ・ 到達目標
Aims of the Course and Objectives
音楽活動をする為の基本的スタンスを確立する。音楽的基礎能力を各個人の能力に従って順次に高めていく。
授業内容
The Content of the Course
この授業の為に制作された独自の教材によって演習を進めていく。
拍子・テンポや音階・調性の感じ方その他色々な音楽的要素の中に、誤解や思い込みによる固さ等が個人の感性を邪魔している場合がある。それらをとり除き、音楽的感受性を高めていく。
授業計画
Class Plan
第1回 テンプス(拍節感)とテンポ(拍子感)の違いを理解し、うたって実感する。
第2回 幹音の元になる基本音列を理解し、三全音の美しさを正確に把握する。
第3回 三全音から基本音列のオクターブへの拡大を実感し、演習する。
第4回 ドリア旋法とヒポ・ドリア旋法を理解し、うたって実感する。
第5回 旋法から調性への変遷を学び、演習する。 その1 ドリア旋法 → dmoll→Ddur。
第6回 その2 フリギア旋法 → emoll → Edur。
第7回 その3 リディア旋法 → Fdur 及びミクソリディア旋法 → Gdur。
第8回 自然長音階と旋律短音階及び自然短音階と旋律長音階の関係と、それらがどのように旋法
と関係し、発展してきているのかを理解し、演習する。ここでは三部形式の旋律をうたっ
て演習する。

次の第9回から第14回まではそれぞれの調を4拍子、3拍子、2拍子、6拍子の旋律を演習する。
第9回 Cdur ←→ cmoll。 第10回 Ddur ←→ dmoll。 第11回 Edur ←→ emoll。
第12回 Fdur ←→ fmoll。 第13回 Gdur ←→ gmoll。 第14回 Adur ←→ amoll。

第15回 前期テスト。同主調への転調をする三部形式の旋律を視唱する。
第16回 旋律短音階と旋律長音階の同じ音階音をもつ二つの調関係を理解する。長調の下属調の
同主調への転調及び短調の属調の同主調への転調を演習する。

次の第17回から第20回は、それぞれの調において三部形式の旋律を演習する。
第17回 Cdur ←→ fmoll, Cmoll ←→ Gdur。 第18回 Ddur ←→ Gmoll, Dmoll ←→ Adur。
第19回 Edur ←→ amoll, emoll ←→ Hdur。 第20回 Fdur ←→ bmoll, hmoll ←→ Fisdur。

第21回 自然音階の長調と短調の転調を三部形式の旋律で演習する。Cdur ←→ amoll
第22回 Gdur ←→ emoll, Fdur ←→ dmoll。 第23回 Ddur ←→ hmoll, Bdur ←→ gmoll。
第24回 Adur ←→ fismoll, Esdur ←→ cmoll。第25回 Edur ←→ cismoll, Asdur ←→ fmoll。
第26回 長調の属調への転調と短調の下属調への転調を演習する。
Cdur → Gdur, amoll → dmoll, Fdur → Cdur, emoll → amoll。
第27回 Gdur → Ddur, gmoll → cmoll, Bdur → Fdur, hmoll → emoll。
第28回 Ddur → Adur, dmoll → gmoll, Esdur → Bdur, fismoll → hmoll。
第29回 予備日。
第30回 後期テスト。総合的な内容をもつ旋律を視唱する。
準備学習等の内容
Preparation for Classes and Review
学習した演習課題の内容を復習し、その練習を次回授業までに取り組んでくること。
評価方法
Evaluation Method
・平常点等(100点) 配点内訳:授業への積極的参加度(50点)、最終授業時に試験(50点)

教科書
Textbook

参考書
Reference Books

留意事項
Special Class Information
積極的な受講のためには各自の復習が大切である。

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