シラバス参照

年度 2014
科目名 文学理論A
担当者名 倉西 聡
単位 2
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科目目的
Course Objectives
現在の文学研究(特に、近現代文学研究)で重要な論題とされている、文学作品とはどのように成り立っているのかという問題について、文学理論の習得を通じて学ぶ。
到達目標
Class Goal
文学作品を読む際に適用することができる。
授業内容
The Content of the Course
この講義では、私たちが普段さまざまな理由から読んでいる文学作品が、どのような構造で成り立っているのかを考えたい。そのために言語哲学、構造主義、記号論など現代思想の強い影響を受けて成立したさまざまな現代文学理論を取り上げて、可能なかぎり平易な説明で、さまざまな問題点を考察する。また、補足説明として、教科書とは別にプリントの配布・説明なども行うつもりである。講義の途中で、質問票・講義のまとめプリントなどを課すこともあると思っていただきたい。また、可能なかぎり、「参考書」を読んでもらいたく思う。
授業計画
Class Plan
第1回 文学理論について
第2回 記号とは何か?
第3回 ソシュール言語学から構造主義文学批評へ
第4回 ヤーコブソンの詩学
第5回 物語の潜在構造
第6回 物語論(その1)
第7回 物語論(その2)
第8回 ナラトロジーの用語体系
第9回 テクストと記号
第10回 テクストと修辞理論
第11回 メタファーとメトニミーの可能性
第12回 ディスクールの言語学と文学
第13回 現象学と文学
第14回 虚構言語行為論
第15回 前期のまとめ
定期試験
授業方法
Class Method
講義型授業
授業時間外学習
Review and Preview
予習:シラバスの「授業計画」や初回の授業で示した「参考書」の内容を参考に、自らが今までに読んだ文学作品の形態について考えるようにすること。
復習:講義内容を復習し、専用のノートにまとめておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(90点)
・平常点等(10点) 配点内訳:授業への積極的参加度(質問票、講義のまとめプリント)

教科書
Textbook
土田友則・青柳悦子・伊藤直哉/現代文学理論 テクスト・読み・世界/新曜社
参考書
Reference Books
土田友則・青柳悦子/文学理論のプラクティス 物語・アイデンティティ・越境/新曜社
廣野由美子/批評理論入門/中央公論新社(中公新書)
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
C-1321研究室 kuranisi@mukogawa-u.ac.jp
受講上の注意
Notices
文学作品に関心があって、その原理を知りたいと思う人の、積極的な履修を望む。

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