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年度 2014
科目名 環境工学実験
担当者名 北村 薫子
単位 2
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科目目的
Course Objectives
環境四要素「光」「音」「熱」「空気」からテーマを設定し, 生活環境の物理的要素と人間との関わりについて実験を通して学ぶ。
到達目標
Class Goal
生活環境を客観的に捉える手法を身につけることを到達目標とする。
授業内容
The Content of the Course
環境四要素の光,音,熱,空気について実験を通して考察する。
「光」では測色法・測光法と表色系の理解,「音」では環境音の実測法を習得する。「熱」は室内気候の分布と、温熱要素と人体の生理・心理反応との関係の理解、「空気」は空気環境の実態と換気の効果を理解する。
授業計画
Class Plan
1「光」 インテリア材料の色彩と,それらを演出する光の関係を学ぶ。
第1回 課題1 視感測色と表色系:視感測色を行い,色の分布を表示する。
第2回 課題2 機器測定と建材の記録:機器測色を行い,色度図に表示する。 
第3回 課題3 照度の測定:設定した空間の照度を測定し,光の変動を理解する。
第4回 課題4 照度分布の表示:照度分布図を作成し,光の空間変化を表示する。
第5回 課題5 光環境の改装提案:光と色の問題を整理し,データに基づいた改装提案を行う。
2「音」 環境音を実測し,遮音の効果と良好な音環境を考察する。
第6回 課題1 環境音の測定:交通騒音および学内の環境音を実測し,音のレベルを考察する。
第7回 課題2 距離減衰や遮音効果について測定を通して把握し,良好な音環境を考察する。
3「熱」 室内気候(温度・湿度・気流・輻射熱)の分布および温熱要素と人体の生理・心理反応
の関係を理解し、快適な室内気候のあり方を考察する。
第8回 課題1 室内気候の測定法の習得と室内気候に影響を及ぼす要素の検討:各種測定機器の使用法及び温熱的評価指標を理解する。更に効果的な断熱や遮熱方法を検討する。
第9回 課題2 室内気候の測定:水平・垂直分布を測定し、室内気候の分布を理解する
第10回 課題3 日常生活での人体周囲温湿度の実態調査:
        人体の周囲気温の実態を把握し、生活行動や快適感等との関係を検討する。
第11回 課題4 温熱環境が人体に及ぼす影響:
        温度等が異なる環境で皮膚温や快適感等を測定し、快適な室内気候を検討する。
4「空気」空気環境の実態把握と換気の効果について学び、良好な空気環境のあり方を考察する。
第12回 課題1 室内空気質の測定:空気汚染物質の気中濃度を測定し、環境基準と比較する。
第13回 課題2 換気の効果:
        換気の有無による空気汚染物質の気中濃度を測定し、効果を検討する。
5室内環境の実測と総合的考察
第14回 室内における環境四要素について各班で測定計画をたて,環境測定を実施する。
第15回 実測データを基に,各班でプレゼンテーションを行う。
授業方法
Class Method
数班に分かれ,班内で分担して機器を用いた実験を行う。
授業時間外学習
Review and Preview
講義科目「環境工学」で学習した用語および定義を復習して授業に臨むこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点等(40点) 配点内訳:実験への取り組みの積極性40点

教科書
Textbook
授業時に,テーマに応じたプリントを配布する。
参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community
地域における関連事例の参照
担当教員への連絡方法
How to make Contact
研究室への訪問,研究室直通電話,教員メールアドレス
受講上の注意
Notices
遅刻厳禁。チームを作り,数少ない測定器具を使う実験であるので,各自の自発的な参加と行動を求める。
参考書を授業内に随時紹介する。

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