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年度 2014
科目名 臨床病原微生物学
担当者名 伊勢川 裕二
単位 2
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科目目的
Course Objectives
 新栄養士法では健常者から傷病者への対応が重視され、管理栄養士が共同医療従事者として働く為に必要な事項が規定されている。医療現場において感染症は非常に重要な問題となっている。そこで、感染症を引き起こす外来生物(原虫、真菌、細菌、ウイルス等)の詳細についての基礎的な知識を修得することを目的とする。
到達目標
Class Goal
 医療現場、老人介護の現場だけでなく、1人の女性として生きていく上において必要とされる感染症の知識を感染経路や疾病発現機構、さらに予防法や治療法についての知識を修得することを目標とする。
授業内容
The Content of the Course
 食中毒の問題は常時、大きな社会問題に発展し、食提供の管理体制が問題視されている。そこで本講義では病原微生物の感染経路や関連する疾病、予防法や治療法に関する説明を行い、これらの諸問題に対応できる食の専門家としての知識を深める。
 女性として、知っておくべき感染症(性感染症や乳幼児感染症など)の感染経路や関連する疾病、予防法や治療法に関する説明を行う。
 老人介護に当たって、知っておくべき感染症の感染経路や関連する疾病、予防法や治療法に関する説明を行う。
授業計画
Class Plan
T.総論(病原微生物とその予防・診断・治療について)(第1回〜第4回)
 (1)病原微生物について
 (2)病原微生物とその予防・治療について
 (3)病原微生物とその診断と遺伝子組換え技術について
 (4)病原微生物とその遺伝子診断について

U.細菌の病原性や感染経路とその予防・診断・治療について(第5回〜第8回)
 (5)グラム陽性菌
 (6)グラム陰性菌
 (7)クロストリジウムとその他の嫌気性桿菌
 (8)スピロヘータ・マイコバクテリア・放線菌・マイコプラズマ・クラミジア・リケッチア

V.ウイルスの病原性や感染経路とその予防・診断・治療について(第9回〜第12回)
 (9)DNAウイルス
 (10)RNAウイルス
 (11)レトロウイルスとエイズ・肝炎ウイルス(ピコルナ・ヘパドナ・フラビ・カリシ)
 (12)下痢症ウイルス(レオ・カリシ)
 
W.真菌と寄生虫の病原性や感染経路とその予防・診断・治療について(第13回〜第14回)
 (13)真菌
 (14)原虫・蠕虫類(条虫・吸虫・線虫)
 
X.その他(第15回)
 (15)スローウイルス感染症・新興再興感染症とプリオン病及び臨床的に重要な微生物のまとめ

定期試験
授業方法
Class Method
 授業においてはパワーポイントを用いて、実際の感染症を見てもらいつつ、その内容のプリントを配り、それを基に話を進める。学生の感性症の経験等を聞きながら、話を進める。
授業時間外学習
Review and Preview
 授業においては内容のプリントを配り、それを基に話を進めるが、参考書の内容+αの話を参考書とは異なる順番で話をするので、参考書の関連する項目は事前に目を通しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(90点)
・平常点等(10点) 配点内訳:授業への積極的な参加度や発言(10点)

教科書
Textbook

参考書
Reference Books
森口覚・酒井徹・山本茂 編著 /感染と生体防御/建帛社
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact

受講上の注意
Notices


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