シラバス参照 |
年度 | 2014 |
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科目名 | 基礎栄養学実験 |
担当者名 | 高橋 享子・田代 操 |
単位 | 1 |
科目目的 Course Objectives |
生体成分等を実際に取り扱うことにより、栄養学の基本的知識をより深く理解し、確実に自己のものにすることを目標とする。 |
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到達目標 Class Goal |
学生は、基礎化学実験などで修得した技術を基盤に、生化学実験との連携のもと生体成分の取り扱い法を身につけるとともに、実験結果から栄養素の体内における動態や代謝について洞察出来る能力を修得する。 |
授業内容 The Content of the Course |
栄養学の基礎である消化・吸収、栄養素の体内動態や代謝、さらにエネルギー代謝の深い理解をめざして、酵素消化実験、自分自身あるいはラットの尿、血液、肝臓などの生体成分分析、エネルギー消費測定などを行う。 |
授業計画 Class Plan |
1 はじめに
(1)実験の心得 (2)実験の基礎知識 2 ミネラルの体内動態 (1)尿中ミネラルの定性 (2)尿中塩化物イオンの定量 3 消化と吸収 (1)糖質、脂質、蛋白質の試験管内(in vitro)消化 (2)唾液アミラーゼの活性測定 4 糖質の体内動態 (1)肝臓グリコーゲンの分離 (2)肝臓グリコーゲンの定量 5 脂質の体内動態 (1)肝臓からの脂質の抽出 (2)肝臓脂質中の中性脂肪とコレステロールの定量 6 蛋白質の代謝 (1)尿中尿素窒素の定量 (2)尿中総窒素の定量 7 エネルギー代謝 (1)行動時間調査法による1日の消費エネルギー量の評価 (2)呼吸商の測定(間接法)による安静時エネルギー消費量の評価 8 まとめ 1回の項目(1〜7)は3コマ(6時間)、「8 まとめ」は1.5コマ(3時間)の授業。 |
授業方法 Class Method |
教科書とプリント、またパワーポイントを用いて実験説明を行った後、班(4〜5名)、グループ(2,3人)、あるいは個人単位で実験を行わせる。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
予習として、次回実験実習に備えて実験書や参考資料などを調べておく。また実験実習終了後は直にデータ等を整理し、レポート作成に取りかかる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](60点) ・平常点等(40点) 配点内訳:平常点は、小テスト20点と授業への積極的参加度20点。 |
教科書 Textbook |
田代 操/生化学実験/化学同人 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
質問等などはオフイスアワーを利用して研究室(H2-41あるいはH2-43)で直接聞くこと。 |
受講上の注意 Notices |
実験に対応できるように身だしなみに注意すること。必ず実験ノートと方眼紙を用意すること。 |
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