| シラバス参照 |
| 年度 | 2014 |
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| 科目名 | 建築構造力学T |
| 担当者名 | 田川 浩之 |
| 単位 | 2 |
| 科目目的 Course Objectives |
建築技術者にとって素養の一つである「建築構造力学」の前半部分。建築・土木分野のみならず機械・材料分野など、物理的な「力」を扱う幅広い分野に共通の古典的学問知識を学ぶ。「建築物理」や「建築数学」で学んだ基礎知識を「応用力学」の初歩に導き、「建築構造力学U」へと繋げる。 |
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| 到達目標 Class Goal |
本科目が対応する建築学科・大学院建築学専攻修士課程(6年)、および建築学科(4年)の学習・教育到達目標(◎は特に対応する到達目標)
◎A-2(6年)構造や諸災害などに対する安全性を「強」として理解し、その基礎的・先端的技術を積極的に吸収し、演習や実習によって空間的に構成する実践的能力を修得する。(4年)構造や諸災害などに対する安全性を「強」として理解し、その基礎的技術を積極的に吸収し、演習によって空間的に構成する基礎的能力を培う。 |
| 授業内容 The Content of the Course |
古典力学の「力」の分解(分力)や合成(合力)、即ちベクトルとしての性質と、もう一つの力である「モーメント」について学び、力の「釣合い」を理解する。その「力の釣合い」だけで構造物の力の流れや部材に働く力が計算できる「静定構造物」について、反力・断面力の求め方、応力図の描き方を学習する。 |
| 授業計画 Class Plan |
「力とは、モーメントとは」
第1回:(導入)様々な力「体重は、力か、質量か」 第2回:力の分解と合成「力はベクトル也」 第3回:力とモーメント「もう一つの力、モーメント」 第4回:力の釣合いと釣合い式 第5回:支点・節点・反力・静定 「単純梁・静定ラーメン架構の解き方」 第6回:片持ち梁の応力と支点反力 第7回:単純梁の応力と支点反力 第8回:静定ラーメン架構の部材応力と支点反力 第9回:片持ち梁・単純梁の応力を求める演習問題 第10回:静定ラーメン架構の部材応力を求める演習問題 「静定トラス梁・静定トラス架構(ブレース架構)の解き方」 第11回:様々な(静定)トラス梁・トラス架構 第12回:静定トラス梁の部材応力・支点反力の求め方 第13回:静定トラス架構(ブレース架構)の部材応力・支点反力の求め方 第14回:静定トラス梁の部材応力を求める演習問題 第15回:静定トラス架構の部材応力を求める演習問題 定期試験 初回に説明する、簡易な関数電卓を第6回以降に準備すること。 |
| 授業方法 Class Method |
小テストを15回実施する。授業は、講義形式で行うが、並行して演習問題を解くことにより履修内容を確認しながら進める。また、必要に応じて、模型実験を実施する。 |
| 授業時間外学習 Review and Preview |
学習過程は、前回までに習得した内容の上に、毎回積み重ねながら進行していくので、予習と復習が重要となる。教科書は判り易い本だが、(この種の参考書は様々出版されているので)自分に合った参考書を探して見ることも一法。習った内容を、自分の言葉やイメージに置き直して反芻することが、理解する上で基本となる。 |
| 評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(40点) ・平常点等(60点) 配点内訳:小テスト 45点 + レポート 15点 ・毎回小テストを行い、理解度を見る。 |
| 教科書 Textbook |
和田 章他/最新建築構造設計入門―力学から設計まで―/実教出版 |
| 参考書 Reference Books |
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| 地域との連携 Cooperation with the Community |
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| 担当教員への連絡方法 How to make Contact |
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| 受講上の注意 Notices |
「建築物理」・「建築数学」は習得しておくと共に、本科目と連携している「フィールドワークUA」を並行して履修すること。授業に関する学生の意見を求め、改善に役立てる。
補習、再試験について:定期試験において不合格となった学生は、所定の期間に再試験受験手続を行うとともに、9月に開講する補習を必ず受講し、指示されたレポート等を提出の上、10月に行われる再試験を必ず受験すること。補習に出席しない場合は、再試験受験手続を行っていても原則として不合格とする。レポートの点数は、上記評価方法における平常点等に加算する。再試験の評価は、上記評価方法による合計点に0.8をかけた得点とし、60点以上の得点はすべて60点とする。 |
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