シラバス参照 |
年度 | 2014 |
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科目名 | 和声法A(応用音楽学科) |
担当者名 | 菅井 邦介 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
楽典の知識を身につけ、構築の柱の一つである和音の流れ(和声)をベースに楽曲構成、対位的な旋律の構築について考察する。本科目は、中高教科音楽を教授するに足る専門的知識及び技能を修得することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
西洋音楽・文化に関する知識の理解や、演出、表現などを含む伴奏即応力、即興的表現力の向上に役立つ能力を身につけることなどを目標とする。教職課程履修学生は、中高教科音楽の内容との関連性及びその活用方法(教材化)等について主体的に探究する力を修得する。 |
授業内容 The Content of the Course |
前半は楽典と呼ばれる音楽理論の基礎知識を学習する。後半は、音楽構築の柱の1つである和声法を学びながら、対位法や楽式について西洋音楽の中核をなす古典派作曲家の作品も題材に加え、分析と実習をしながら習得する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 楽典1:楽音、記譜、音名、音符について
第2回 楽典2:リズム、音程、音階、楽語について 第3回 楽典3:調・和音・合唱など演奏形態について 第4回 楽曲のやさしい分析1(書式と楽語など) 第5回 楽曲のやさしい分析2(和音と旋律など) 第6回 バスを中心とする三和音の構成と、混声合唱の配置について 第7回 和音連結の法則 第8回 和音連結に関する制限・禁則について 第9回 基本形和音だけで行う一般的な和音連結1 第10回 基本形和音だけで行う一般的な和音連結2 第11回 特殊な組み合わせの和音間における和音連結1 第12回 特殊な組み合わせの和音間における和音連結2 第13回 和声と旋律動向の関連について 第14回 合唱・合奏曲の構造分析と考察 第15回 よりよい旋律と和音設定、総まとめ |
授業方法 Class Method |
単元ごとに課題に取り組む実習を中心に、実施課題の演奏や著名作品の分析などを行う講義及び実習型授業。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
講義時の内容を復習し理解を深めること。出された課題に取り組み、疑問点がある場合は次回の質問の準備をするなど予習・復習を怠らないようにすること。また実技などで取り組む作品の中に書かれた用語や記号、和音などが演奏にどう反映されればよいかを常に考えて演奏するよう心掛けること。
教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領及び教科書等を積極的に活用する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点等(100点) 配点内訳:講義最終日にテスト(100点満点) |
教科書 Textbook |
適宜プリント配布 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
mail:sugai@mukogawa-u.ac.jp |
受講上の注意 Notices |
五線ノート、筆記具を用意すること。名票番号、学習到達度などによる座席指定を行うことがある。
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
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