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年度 2014
科目名 基礎生化学
担当者名 水野 英哉
単位 2
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科目目的
Course Objectives
 薬の科学者に必要な、生命の化学的基盤に関する基礎的な知識を習得するため、細胞を構成する物質の構造、性質及び機能に関する基本的な知識を学ぶ。本科目は中高教科理科を教授するに足る専門的知識及び技能等を習得することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
 細胞を構成するタンパク質、糖質、脂質等の構造、性質及び機能に関する基本的な知識を習得し、説明できるようになる。また、これらの知識を活用した論理的思考力を身につける。教職課程履修学生は、当該の中高教科内容との関連性及びその活用方法等につき主体的に探求する力を習得する。
授業内容
The Content of the Course
 生体反応そのものにかかわるタンパク質の基本的な構造・機能について解説した後、タンパク質の多彩な機能の一つである酵素反応の性質と機能について説明する。また、タンパク質と共に生体成分を構成する糖質、脂質の基礎についても説明する。
授業計画
Class Plan
第1回 生命と水 〜水の性質とその生命維持における重要性〜
第2回 タンパク質を構成するアミノ酸の構造と性質
第3回 第2回の内容理解の確認、オリゴペプチドの構造と特徴
第4回 タンパク質の立体構造と機能
第5回 酵素(1) 〜酵素反応の特性と分類、補酵素や微量金属を必要とする酵素〜
第6回 酵素(2) 〜酵素反応速度論 1 ミカエリス・メンテンの式〜
第7回 酵素(3) 〜酵素反応速度論 2 ラインウィーバー・バークブロット、酵素阻害の形式〜
第8回 酵素(4) 〜酵素活性の調節機構〜
第9回 第8回までのまとめと小テスト
第10回 糖質、脂質の構造と機能(1)
第11回 糖質、脂質の構造と機能(2)
第12回 糖質、脂質の構造と機能(3)
第13回 第10回から第12回までのまとめと小テスト
第14回 生体エネルギーの基礎
第15回 全体のまとめ
授業方法
Class Method
講義型授業
授業時間外学習
Review and Preview
「薬学生物学」の関係する内容をしっかり復習することが必要である。
予習:授業計画を参照し、教科書の関連する範囲を読んでおくこと。
復習:講義で使用したプリントとスライドを用いて講義内容を復習し、教科書をもう一度読むこと。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)
・平常点等(20点) 配点内訳:課題 20点

教科書
Textbook
川崎敏祐監訳/キャンベル・ファーレル「生化学」第6版/廣川書店
参考書
Reference Books
中村桂子、松原謙一(監訳)/細胞の分子生物学/ニュートンプレス
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
薬学部研究管理棟3階生化学1研究室
受講上の注意
Notices
基礎としての生物学で習得した知識を基礎とするので、薬学生物学を理解した上で受講することを望む。
内容の一部は並行して開講される「分子生物学」とも関連している。

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