シラバス参照 |
年度 | 2014 |
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科目名 | 薬理学実験 |
担当者名 | 中村 一基・北山 友也・佐々木 さやか・吉川 紀子 |
単位 | 1 |
科目目的 Course Objectives |
薬理学の講義で学習した薬物に関する知識を動物実験を通して確かめる。 |
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到達目標 Class Goal |
薬物の薬理作用および作用機序の理解をさらに深める。 |
授業内容 The Content of the Course |
本実習を開始するにあたり、まず、動物実験の倫理および一般注意事項、基本的実験手技について述べる。ついで、中枢神経系に作用する典型的な薬物を動物に投与し、そのときの症状を観察・記録するとともに拮抗薬の投与による変化から作用機序を理解させる。さらに、摘出臓器に末梢神経作用薬を適用し、生じる反応を定性的ないし定量的に評価し、薬理作用を論理的に理解させる。 |
授業計画 Class Plan |
@ モルモット摘出腸管に対する各種薬物の収縮及び弛緩作用を観察する。
A ラットに対するクロルプロマジンの体温調節中枢抑制作用を観察する。 B モルモット摘出腸管に対するアセチルコリン単独の収縮作用とアトロピン、あるいはパパベリン存在下におけるアセチルコリンの収縮作用について用量-作用曲線を作製する。 C マウスに対するペントバルビタールの麻酔作用、ハロペリドールの副作用であるカタレプシーとビペリデンによる拮抗作用、化学的侵害刺激に対するイブプロフェン及びモルヒネの鎮痛作用を観察する。 D マウスに対するスキサメトニウム及びジアゼパ厶の筋弛緩作用を観察する。 E マウスに対するスコポラミンの記憶・学習抑制作用とドネペジルによる拮抗作用、メタンフェタミンの中枢興奮作用とジアゼパ厶による鎮静作用を観察する。 F 本実習において実際に得られたデータの処理と統計解析を実践する。 |
授業方法 Class Method |
受講学生全員、実験 (SGD を含む) に参加していただく。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
「薬理学実験」実習プリントを熟読するとともに関連項目について参考書を読むこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](50点) ・平常点等(50点) 配点内訳:実習に取り組む態度にて評価する。 ・評価の前提としてすべて出席すること。 |
教科書 Textbook |
薬理学 I 研究室スタッフ/「薬理学実験」実習プリント/薬理学 I 研究室 |
参考書 Reference Books |
長友孝文、国友勝、荻原政彦、武田弘志/医療薬学最新薬理学/廣川書店 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
薬理学 I 研究室 (研究管理棟2階) |
受講上の注意 Notices |
いずれの実習日においても実習内容に関する講義を行ってから、実験を開始させる。レポートは実習実施翌日の最初の講義開始5分前までに提出していただく。 |
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