シラバス参照 |
年度 | 2014 |
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科目名 | 運動生理学T |
担当者名 | 目連 淳司 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
先進国社会では自動化、省力化、電気化による身体活動量の低下が、人間の健康に大きな影響をおよぼし社会問題となっている。そこで本講では運動やスポーツのもたらす身体活動が身体諸機能にどのような生理的変化をもたらすか学習し、本科目は、中高保健体育科を教授するに足る、あるいはスポーツ指導者として、健康の維持・増進を目的としたインストラクターとしての専門的知識及び技能等を修得することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
運動生理学の基礎的な理論を理解し身体活動やトレーニングよる身体諸機能の変化について学ぶ本科目は、教職課程履修学生は、当該の中・高教科内容との関連性及びその活用方法等に主体的に探究する力を修得する。保健体育教授者、あるいはスポーツ指導者として、健康の維持・増進を目的としたインストラクターとしての指導実践において、対象者の個々の体力の違い、年齢別、性差等の諸問題を主体的に考え、取り組む事が出来る専門的知識を修得することを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
運動生理学は、身体活動の分野に科学的基礎を与えるものである。運動中の身体変動因子がいかに関連し、身体諸機能に適応しての変化を学習するものである。そこで筋系、神経系、循環器系、呼吸器系、エネルギー代謝、疲労等特に身体活動に関係の深い諸器官の機能と運動、身体活動に対する変化について講義する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 オリエンテーション、本講義の目的・目標についての解説
運動を成立させる背景について知る。 第2回 身体の内部環境の保持について、運動時の内分泌系、各種ホルモンについて知る。 第3回 中枢、末梢、各神経の基本構造と機能と運動との関わりを知る。 第4回 自律神経、反射神経系の基本構造と機能について運動との関わりを知る。 第5回 運動を発現する筋出力発揮の機能について、筋収縮のメカニズムについて知る。 第6回 筋の種類そして筋収縮のエネルギーー供給について知る。 第7回 呼吸器の基本構造と機能について運動における呼吸器の役割を知る。 第8回 循環器の基本構造と機能について運動における循環器の役割を知る。 第9回 運動を持続させる呼吸器・循環器の相互対応を知る。 第10回 運動の強度と運動時間のエネルギー代謝について知る。 第11回 摂取エネルギーにおける筋出力、出力時間、疲労回復について知る。 第12回 各種栄養とエネルギー摂取による身体つくりと身体活動について知る。 第13回 各種環境下における(高所、暑熱・低温)運動継続と身体機能との関わりを知る。 第14回 水中環境下での運動継続と身体機能との関わりを知る。 第15回 年齢や性差に対する身体活動の生理的機能の改善についてまとめを学習する。 定期試験 |
授業方法 Class Method |
テキストを活用する講義型授業が中心であるが、毎時、双方向授業の形態をとるため具体的な質問を投げ掛け、課題の提供とその解決を考えるPBL型も取り入れる。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
テキストを活用するので必ず学習した内容を復習し、ノートを各時間毎にまとめをすること。次の時間の予習をすることにより興味関心が高まるので必ずテキストを読んでおくこと. |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(100点) |
教科書 Textbook |
朝山 正巳/イラスト運動生理学/東京教学社 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
各授業の終了時には質問の時間を設けるので、それぞれの内容について理解を深めるようにしてください。また、この教科は教職基幹科目であり、「履修カルテ」の記載対象科目である。 |
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