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年度 2014
科目名 検査・測定評価実習T
担当者名 小笠原 一生
単位 1
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科目目的
Course Objectives
アスレティックトレーナーがトレーニングあるいはコンディショニングプログラムを作成する際,機能評価を行うことは必須のことである.プログラム作成に必要な検査測定について,その目的と意義および,データの評価について実習を通して理解することを目的とする.
到達目標
Class Goal
・外傷の評価の組み立て方,順序の理解.安全かつ的確に外傷を評価するために.
・体表解剖による体の仕組みと名称の理解
・各種検査法の実習とその技術の獲得
授業内容
The Content of the Course
アスレティックトレーナーが選手をサポートする際に必要となる情報収集の手段としての機能評価の概要を学び,評価に必要な各種検査測定の理論とその技法を実習し,得られた情報を分析する.
授業計画
Class Plan
1) 測定評価概論 なぜ評価が必要か?
2) 評価の流れとスクリーニングの考え方(SOAP, HOPS)
   安全かつ的確にスポーツ外傷を特定,評価するための方法論を学ぶ
3) 人体の形態測定の基本
   体表解剖を学ぶ
4) 関節可動域の測定法
   ゴニオメータ(関節角度計測器)により関節可動域を正しく計測する
5) 下肢の関節可動域の測定
   股関節,膝,足関節の角度計測と注意
6) 上肢の関節可動域の測定とその制限因子
   股関節,膝,足関節の角度計測と注意
7) 徒手筋力測定法
   MMTの5段階評価と筋力低下に関与する神経学的要因を学ぶ
8) 下肢の徒手筋力測定法
   下肢のMMTを実施する
9) 上肢の徒手筋力測定法
   上肢のMMTを実施する
10) 柔軟性の評価とその制限因子
    柔軟性と弛緩性の違いについて理解し,柔軟性を評価する
11) 関節弛緩性の評価
    東大式評価法を用い,関節弛緩性を評価する
12) 靭帯損傷の予測について
    柔軟性,弛緩性データと既往症の相関からスポーツ外傷を予測できるか?を考察する.
13) 外傷評価のロールプレイ1
    膝前十字靱帯の評価について
14) 外傷評価のロールプレイ2
    足関節捻挫の評価について
15) 外傷評価のロールプレイ3
    肩関節前方脱臼の評価について
授業方法
Class Method
学生同士で2人1組でパートナーとなり,相互的に実習形式で授業展開する.徒手検査法など教員が手本を見せた後,学生が実際にパートナーに対して実施する.補助教材として,映像を用いる.
授業時間外学習
Review and Preview
・授業で配布するプリントの内容をよく読み,また,自分たちで実践できる検査法を試しておくこと.
・授業後は学習した検査法を正しく行えるよう,練習を繰り返し,またスポーツ現場での実践を心がけること.
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点等(60点) 配点内訳:実技テスト60点

教科書
Textbook
Getフォルダを使用し資料を配布します.
参考書
Reference Books
津山直一訳/新・徒手筋力検査法/協同医書出版社
地域との連携
Cooperation with the Community

受講上の注意
Notices
ジャージ,室内シューズを着用のこと.
Getフォルダに保存された資料をプリントアウトして持参のこと

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