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年度 2014
科目名 文学実地研究
担当者名 寺島 修一
単位 2
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科目目的
Course Objectives
教員の指導の下、文学にゆかりのある場所を訪ね、日本文学に対する理解を深める一助とする。
到達目標
Class Goal
作品の舞台や作家の故地に親しく接することにより、文学に対する具体的な理解を得る。
授業内容
The Content of the Course
文学作品は風土と深く結びついて生成する。文学を深く理解するためにはそれを生成した風土への理解が欠かせない。本講義では、教室において一定の地域が文学作品といかに関わるかについて講義し、それを踏まえて実地踏査に赴くことで、文学作品に対する理解をより深めることとしたい。
授業計画
Class Plan
第1回 文学作品と風土
第2回 宇治の歌枕
 「宇治山」「宇治川」などについて
第3回 「宇治の橋姫」伝承(1)
 『古今集』『奥義抄』『新古今集』読解
第4回 「宇治の橋姫」伝承(2)
 『平家物語』謡曲「鉄輪」読解
第5回 『源氏物語』と宇治
 宇治十帖を中心に読解する
第6回 『平家物語』と宇治
 「橋合戦」「宇治川先陣争い」読解
第7回 嵯峨野の歌枕
 「小倉山」「大堰川」「嵐山」などについて
第8回 嵯峨野清涼寺をめぐって
 源融と河原院伝説、清涼寺縁起などについて
第9回 『平家物語』と嵯峨野
 「祇王」「滝口横笛」「小督」読解
第10回 鞍馬の歌枕
 「暗部山」「鞍馬山」「貴船」などについて
第11回 鞍馬と源義経
 『義経記』などに見える源義経の伝説について
第12回 貴船の伝承
 和泉式部伝承、謡曲「鉄輪」などについて
第13回 『源氏物語』と須磨
 須磨巻読解
第14回 『平家物語』と須磨
 「敦盛最期」読解
第15回 まとめ
授業方法
Class Method
講義型授業に加え、実地踏査を実施する。
授業時間外学習
Review and Preview
予習:配付される資料を事前に確認しておくこと。
復習:毎回の授業内容を振り返り、重要な事項についてまとめておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](100点)

教科書
Textbook

参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
登学曜日 火水金土
研究室 C1319
メールアドレス fwhg6870@mukogawa-u.ac.jp
受講上の注意
Notices
実地踏査は休日に行う。また、実地踏査は原則として欠席を認めない。やむを得ない事情であり、かつ事前の届出がある場合に限って、欠席を認める。

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