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年度 | 2014 |
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科目名 | トルコ語 |
担当者名 | 吉村 大樹 |
単位 | 1 |
科目目的 Course Objectives |
トルコ語の初級レベルの習得を目指す。秋季海外実習でのトルコ語の実践を想定しているので、単に文法の習得だけにとどまらず、読む・聞く・話す・書くという4技能のバランスを考慮しつつ学習する。15回の授業を通じて、基礎的な単語を覚えて簡単な文をある程度自由に作ることができることを目標とし、実習地での滞在を有意義に過ごすための準備を行う。 |
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到達目標 Class Goal |
本科目が対応する建築学科・大学院建築学専攻修士課程(6年)の学習・教育到達目標
(◎は特に対応する到達目標) ◎A-1(6年)語学や諸学の基礎学力の習得、及び自らの主張を社会に提案し、合意を形成できる実践的能力を修得する。 |
授業内容 The Content of the Course |
学習内容は、以下のとおりである。(i)名詞・形容詞を述語とする文、(ii)存在文(「ある・いる/ない/いない」、(iii)動詞の過去・現在・未来の時制を使った文、および進行形、(iv)(i-iii)の各構文の疑問文、否定文、(v)語彙学習、(vi)頻繁に使うであろうあいさつの各種表現(出会い/別れのあいさつ、相手の注意をひきつける、感謝、謝罪、等々)。また、トルコ語の背景にある文化的知識についても適宜講義を行い、トルコという地域に対する理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
基本的には、教科書に従って以下の予定で授業を進めていく。ただし前述のとおり、受講生の状況を考慮して適宜進度・内容を変更する可能性がある。
第1回 アルファベット、発音、あいさつの表現/講師・受講生自己紹介 第2回 あいさつの表現(続き)、存在文(ある・いる)名詞文、疑問文/トルコ・トルコ語についての基礎知識(1) 第3回 主語をあらわす人称語尾、取り立ての語尾、数詞(1)、曜日 第4回 指示詞(コソアド)、動詞の変化(過去形)(1)/トルコ「系」の人々、トルコ「系」のことば 第5回 動詞の変化(過去形)(2)、所有接尾辞 第6回 動詞の変化(現在形)(1)、現在形・過去形の疑問文「AはBでした」の文のかたち/トルコの生活・文化 第7回 方向をあらわす格、起点をあらわす格 第8回 動詞の命令形、位置・時間をあらわす格/トルコの地理 第9回 動詞の不定形・動名詞形、目的語をあらわす格、「〜のある/〜のない」接尾辞 第10回 動詞の変化(超越時制形)/トルコの歴史、トルコの建築物 第11回 複合名詞、数詞(2)、月名 第12回 動詞の変化(未来形)(1)/日本とトルコの関係 第13回 動詞の変化(未来形)(2) 第14回 時間・時刻を表す表現/秋季海外実習の前に知っておきたいこと 第15回 これまでの内容の確認 |
授業方法 Class Method |
授業では基本的に指定の教科書に沿う形で、トルコ語の表現とそれに関する文法事項の説明を行う。練習問題を解くだけでなく、ペアでの会話練習などを通して学習事項の定着を図る。また、トルコならびにトルコ語に関する視聴覚教材も用いて、トルコの生活や文化についても適宜講義を行う予定である。初回授業時をのぞいて、毎回授業開始時に前回授業時に学習した内容について小テストを実施する。その後、授業計画に沿って演習・講義を行う。上記授業計画に記した、講義を行う回では、授業の前半をトルコ語の演習に、後半を講義の時間に充てる。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
受講生の多くにとって、トルコ語ははじめて学習する言語であると思われる。また、実習を希望する受講生にとっては、実習滞在地でトルコ語を駆使する必要がある。これらのことを考えれば、単に授業に参加するだけでなく、各授業回で音読や書き取りの復習をして定着を図る必要があることは間違いない。したがって、単に話を聞き、言われたことを書き写すだけでなく、各授業回での読解・作文・聴解・会話といった全ての活動に積極的に取り組むこと。
教科書の予習は特に要求しない。ただし、上記授業計画に従って、第2回目以降の授業開始時に前回の授業の内容について小テストを行う予定である。授業時間外の時間を有効に使って、当該授業回の全開に受けた授業の内容について十分に勉強しておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点等(100点) 配点内訳:小テスト(60点)、授業への積極的参加度(40点) ・単に出席して話を聞くだけでなく、授業中に積極的に発言・演習することも評価の対象に含まれる。 |
教科書 Textbook |
川口裕司/一冊目のトルコ語/東京:東洋書店 |
参考書 Reference Books |
野田納嘉子/ニューエクスプレス トルコ語単語集/東京:白水社 吉村大樹/トルコ語のしくみ/東京:白水社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
授業に関すること、または課外でのトルコ・トルコ語に関することは、授業の前後に遠慮なく直接質問してほしい。
<担当教員(非常勤講師)紹介> 吉村 大樹 東京外国語大学AA研共同研究員、龍谷大学非常勤講師 専門は言語学、チュルク語学。特にトルコ語・ウズベク語を中心としたチュルク諸語 の研究、チュルク諸語と日本語との対照研究を行っている。 |
受講上の注意 Notices |
秋季海外実習に参加する意思のある受講生はもちろんのこと、トルコ共和国やトルコ語に関心のある学生諸君の積極的な参加を歓迎する。 |
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