シラバス参照 |
年度 | 2014 |
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科目名 | 聴覚障害者の理解と手話 |
担当者名 | 本郷 雅昭 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
聴覚障害者理解に関する基本的な事柄を学ぶことにより、広く障害のある人たちを理解すると共に、共生の時代の意味を考えたい。また、聴覚障害者のコミュニケーション手段の1つである手話について、簡単な日常会話ができる程度を学ぶ。 |
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到達目標 Class Goal |
・聴覚障害者理解の基本的なところを学ぶ。
・聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つである手話で、簡単な日常会話が出来るようにな る。 |
授業内容 The Content of the Course |
聴覚障害者についての学習(障害の概念、法律、教育、音の性質、耳の構造、難聴の種類、原因、配慮、コミュニケーションの方法、バリアフリー、補聴器等)を通じて、聴覚障害者が社会自立、社会参加するうえでのいろいろな問題点について学び、広く障害者理解につなげたい。また、聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つである手話については、いろいろな生活場面をジャンル別に具体的に学習し、簡単な日常会話ができる程度まで進めたい。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 障害全般について―――・障害種別について ・もしも聞こえなかったら
・障害者への教育 ・聴覚支援教育の概要 第2回 障害の概念について――・国際障害分類、国際生活機能分類について ・障害の克服 手話入門―――・伝えてみよう(手話の特徴、コミュニケーション方法、具体的表現、 表情の大切さ等を実際にやりながら学ぶ) 第3回 聴覚障害について―――・音の性質と聞こえない状態 手話の基本――・手話単語の成り立ち ・指文字の学習 ・手話での挨拶 第4回 聴覚生理―――・耳の構造とはたらき (難聴の区別 伝音声難聴・感音性難聴) 指文字と手話――・指文字の学習 ・数字の表し方 ・府県名等の表し方 第5回 聴覚障害者教育の歴史――・障害者への教育のはじまり ・口話法と手話法の対立 実際会話を手話で――・疑問詞の学習 (例文を通して) 第6回 聴覚障害者とともに――・聴覚障害者への配慮 (授業や会話の時、その他の場で) 実際会話を手話で――・名前 ・自己紹介 ・挨拶 ・年齢 ・職業 第7回 聴覚障害者とコミュニケーション方法―・5つの方法 ・コミュニケーションの働き等 実際会話を手話で――・時間の表し方 ・趣味 ・性格 ・くらし 第8回 聴覚障害者とバリアフリーについて 実際会話を手話で――・学校生活 ・天候 第9回 補聴器について――・補聴器のはたらき ・補聴器のいろいろ 実際会話を手話で――・交通 ・健康 ・家族 第10回 実際会話を手話で――・恋愛 ・結婚 ・葬祭 第11回 実際会話を手話で――・感情 ・思考 ・医療 第12回 実際会話を手話で――・公共施設 ・政治経済 第13回 実際会話を手話で――・スポーツ ・レジャー 第14回 実際会話を手話で――・動作・行動等 第15回 実際会話を手話で――・乗り物・交通機関の利用 定期試験 |
授業方法 Class Method |
授業ごとに配付する資料を中心に、前回授業の復習を重ねながら、新しい内容に取組む形で授業を進める。
手話においては、実技を伴うため、前回の手話を復習しながら学生同士が相互に確認しあえる形で授業を進める。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
各授業で、その日の授業内容資料を配付して内容を示し、それに沿って授業を進めるので、家庭においては、再度、配付資料、ノートに目をとおすこと。手話については、必ず一度以上、実際にやっておくこと。なお、授業においては、内容、量に限りがあるので、興味、関心のある人は、手話単語の数などをさらに自学して増やし、その技能を高めてほしい。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(100点) |
教科書 Textbook |
教科書は使用せずに、授業ごとに資料を配付する。 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
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受講上の注意 Notices |
実技を伴う授業なので、個別対応も必要であるが時間に制約があるため、授業をスムーズに進めるために、受講者各自での復習と練習を大切にしたい。授業への参加が大切である。成績評価は、定期試験による。 |
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