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年度 2014
科目名 人権教育の理論と方法
担当者名 杉山 雅
単位 2
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科目目的
Course Objectives
 1948年国連において世界人権宣言が採択されました。その後も今日に至るまで、人権保障のための様々な努力がなされている。グローバル化が急速に進む中で、これまでの人権論では想定できない新しい人権問題も起こっています。この講義では、人権論の現状と課題を理解したうえで、それを子どもたちにどのように伝えるのか。その教育実践力を養う。
到達目標
Class Goal
人権の歴史を学び、現代社会における新しい人権問題についても理解を深める。子どもたちが興味を持って学べるように、多様な実例を挙げながら、人権問題を考察し、さまざまな人権問題の中から、子どもたちにぜひ学んでほしい人権問題を選択し、そこから生きた教材を作る力を身につける。
授業内容
The Content of the Course
 人権問題は、かつては個人に対する国家の権利侵害が深刻な問題でしたが、グローバル化が急速に進む中で、これまでの人権論では想定できない新しい人権問題も起こっています。現代の多様化した人権問題、体罰、いじめ、虐待などを解説し、それをもとに生きた教材をつくる方法を学びます。
授業計画
Class Plan
 
第1回 人権問題とは何か
第2回 体罰問題を考える(その1)
第3回 体罰問題を考える(その2)
第4回 いじめ問題を考える(その1)
第5回 いじめ問題を考える(その2)
第6回 子どもの虐待について考える(その1)
第7回 子どもの虐待について考える(その2)
第8回 広義の虐待・DVD問題について考える
第9回 戦争と女性問題について考える(その1)
第10回 戦争と女性問題について考える(その2)
第11回 障がい者問題について考える(その1)
第12回 障害者問題について考える(その2)
第13回 男女平等問題について考える
第14回 女性の労働問題について考える
第15回 子どもの貧困問題について考える
定期試験
 
授業方法
Class Method
講義のレジュメと資料をもとに、人権問題を解説します。また、さまざまな発問を用いて、意見を交わしながら、授業を展開します。
授業時間外学習
Review and Preview
 新聞記事によく眼を通し、日常的に人権問題に関する世の中の動きをつかんでおいてください。又、国際人権規約、日本国憲法、子どもの人権条約等にも眼を通してください。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(70点)
・平常点等(30点) 配点内訳:数回のミニレポート(30点)、

教科書
Textbook
 レジュメと資料を毎時間配布します
参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
文学部非常勤講師控え室 6F
受講上の注意
Notices
 人権思想の理念を学ぶだけではなく、具体的な教材化の方法に力点を置いて学びます。
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また、成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し、自己の学習状況について把握する。

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