科目目的 Course Objectives	古文の基礎的な知識と読解力を身に付ける。 また本科目は、中高教科国語及び高校教科書道を教授するに足る基礎的知識及び技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標 Class Goal	大学での学習・研究に必要な、古文の読解力の基礎を身に付けている。 教職課程履修学生は、学修内容を当該の中高教科内容及び教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容 The Content of the Course	日本の古典文学を読解するために必要な基礎知識を修得する。高等学校で学習した内容（古典語の意味・用法、古典文法、古文常識など）を再確認し、古典日本語文の読解力をさらに向上させ、古典文学研究のための基礎的技能を養成する。履修学生は、辞書や参考書を駆使し、自分の力で古典日本語文を読解する。ほぼ毎時間、前回の学習内容に関する小テストを実施し、一定基準に満たない者にはさらに課題を与えることがある。
授業計画 Class Plan	第１回　授業のすすめかた、評価方法説明／古典日本語文と現代日本語文の違い 第２回　古文を音読しよう１〜源氏物語、枕草子、蜻蛉日記〜 第３回　古文を音読しよう２〜平家物語、方丈記、おくのほそ道〜 第４回　古典文法の復習１〜動詞・形容詞の活用、ほか〜 第５回　古典文法の復習２〜助詞・助動詞の種類と意味〜 第６回　大鏡を読む１〜文法に注意して〜 第７回　大鏡を読む２〜語の意味に着目して〜 第８回　宇治拾遺物語を読む〜説話の文体〜　 第９回　今昔物語集を読む〜平安時代の怪異〜 第10回　伊勢物語を読む１〜和歌と散文の融合〜 第11回　伊勢物語を読む２〜「昔男」の恋〜 第12回　枕草子を読む１〜清少納言の観察眼〜 第13回　枕草子を読む２〜平安時代の家屋、調度、衣装その他〜 第14回　枕草子を読む３〜暦と季節観〜 第15回　まとめ
授業方法 Class Method	講義形式と講読形式の組み合わせ
授業時間外学習 Review and Preview	教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領及び教科書等を積極的に活用する。
評価方法 Evaluation Method	・平常点等(100点)　配点内訳：小テスト得点、授業への積極的な参加度
教科書 Textbook
参考書 Reference Books
地域との連携 Cooperation with the Community
担当教員への連絡方法 How to make Contact	オフィスアワーの積極的活用。研究室訪問は予約不要。
受講上の注意 Notices	教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。

シラバス参照