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年度 2015
科目名 人格心理学
担当者名 箕浦 有希久
単位 2
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科目目的
Course Objectives
個人差(≒パーソナリティ)がどのようにして生じ、どのように記述でき、どのように行動に表れるかについて、科学的理論を学ぶことである。到達目標として、日常生活での個人間での行動の違いについて、科学的理論に基づいて説明・予測可能になることを目指す。
到達目標
Class Goal
1.パーソナリティについて行われてきた基礎的研究(測定法・体系化・状況の影響・遺伝性)について理解する。
2.様々な日常場面において、パーソナリティが実際にはどのように影響するかについて学ぶ。
授業内容
The Content of the Course
個人の心の動きや行動の背景に存在している法則性を明らかにしようとする「人格心理学」(またはパーソナリティ心理学)の基礎を学ぶ。日常用語で使われる「性格」というものについて科学的な知識を学び、自分と他人の考え方や行動の仕方がなぜ違うのか、といった「個人差」について理解を深める。
授業計画
Class Plan
第1回  オリエンテーション ―人格心理学とは―
第2回  人格心理学研究の歴史 (key word: パーソナリティ・個人差)
第3回  パーソナリティの類型論1 (key word: ガレノス・クレッチマー)
第4回  パーソナリティの類型論2 (key word: ユング・パブロフ)
第5回  パーソナリティの特性論1 (key word: アイゼンク・ビッグファイブ)
第6回  パーソナリティの特性論2 (key word: グレイのBIS/BAS・クロニンジャー)
第7回  パーソナリティの測定法 (key word: 心理尺度・投影法)
第8回  中間まとめと小テスト
第9回  遺伝と環境の影響 (key word: 行動遺伝学・双生児研究)
第10回 パーソナリティの生涯発達 (key word: ライフサイクル・老年的超越)
第11回 パーソナリティの相互作用理論 (key word: ゲシュタルト心理学)
第12回 知能について (key word: IQ・EQ)
第13回 パーソナリティと臨床 (key word: 異常心理学・人格障害)
第14回 パーソナリティと文化 (key word: 比較文化心理学)
第15回 まとめと復習
定期試験
授業方法
Class Method
基本的に講義型授業。状況に応じて、心理尺度による調査の体験や映像資料等を用いる。
授業時間外学習
Review and Preview
予習は、授業計画の内容やキーワードを参照し、各自のできる範囲で調べておく。
復習は、講義内容を自分なりに理解した言葉でノートにまとめる。また、日常生活において実感する個人差やパーソナリティの現象について理解を試みる。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(60点)
・平常点等(40点) 配点内訳:小テスト20点、毎回のコメント用紙記入20点
・試験期間中に筆記試験を実施し、平常点等とあわせて評価する。

教科書
Textbook

参考書
Reference Books
(編)岸本陽一/パーソナリティ(現代心理学シリーズ8)/培風館
(編)鈴木公啓 /パーソナリティ心理学概論――性格理解への扉/ナカニシヤ出版
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
minourayukihisa@gmail.com
受講上の注意
Notices


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